岡崎←芽衣



▼岡崎←芽衣<<EDから6年後ぐらい









「……あのな、芽衣ちゃん」


「はいっ、岡崎さん!何でしょう?」


(……ハァ)


「……ハッキリ言おう。君は将来有望な女子大生、俺はしがない町の技術職。……わかるだろ?わかったらもう、二度とここには来ないでくれ。ハッキリ言って、迷惑だ」


「……えへへっ、いくら岡崎さんのお願いでも、それは無理ですっ」


「……芽衣ちゃん」


「岡崎さんは知りません。私がずっとずっと、どれだけこんな日を待ちわびたか……」

「…………」


「私にとって、岡崎さんは、ただの思い出の人で終わらせることが出来ない人なんです。……初恋、なのも、あるけど……。でもっ!久しぶりに岡崎さんの姿を見て、私は確信しました。……私はきっと、この先もずっとずっと、貴方以外を愛せません」


「芽衣ちゃん。それは、」


「……お願いです」


(ぎゅ)


「岡崎さんに彼女が出来たらすぐに離れます。もう二度と、付きまといもしません。だけど今は、今だけは――」


「一緒に、いさせて下さい」






(……君は馬鹿だよ、芽衣ちゃん)


 

 
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