心愛と信愛 | ナノ

私は…彼の妻なのだ…。


私は目を覚ました。
今日は
いつもとは違うベット…。
いつもとは違う部屋…。
いつもとは違う服…。
いつもとは違う世界…。
ここは今泉くんの屋敷。

私はベットの上にあった青いワンピースに着替える…。
扉からノック音がした…。
「はい。」
「由香、俺だ。」
「はい!どうぞ、」
今泉くんが部屋に入る。
「おはよう由香。俺のあげたワンピース似合ってるよ…。」
「ありがとうございます。今泉くん…。」
彼はクスリと笑い。
「俺達は夫婦なんだ。敬語なんて要らない。それに…」
彼はベットの上に座る私の真横に座り抱き寄せる。
「今泉くん!?」
「俊輔だろ?」
私は彼から離れようとした。
でも、離してはくれない。
むしろ、力を強める。
「痛いよ…。今泉く…「俊輔だろ?」
「俊輔…。」
すると、力を緩めてくれた。
「俺達は夫婦なんだ。仮だとしても…。」
私の耳に顔を近づけ
「俺を愛する努力はしてくれよ…。」
「う、うん。」
なんだろう…怖い…。

「ねぇ…俊輔…」
「何?」
「私、仕事に行かないと…。」
そう、今日は出勤日だ。
「ああ…それなら安心してくれ、休むてっ連絡したから…。」
「えっ…なんでそんな事を…。」
「俺といる時間が短くなるだろ?」
彼は微笑む
「あっ…そうだね…。」



私は…彼の妻なのだ…。






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