心愛と信愛 | ナノ

合宿三日目@


合宿三日目…。
今日は270q走った…。
相変わらず足がバカになりそうだ。
時間は夜の11時をまわっていた。
少し多めに走ったからだろう…。

「おっ、今日は、おせーじゃねーか!」
迅が私にタオルを投げつける。
「頑張って走ってたんだ。」
「今誰もいねぇーぞ。風呂入ってこいよ!」
そう、風呂は大浴場に向かわないといけないので
私の場合、男と遭遇すれば不味い…。
だから、この合宿中は迅に誰も居ないか見てもらっていたのだ。
「ああ、ありがとな迅。」
私は急いで風呂場へ向かう。

風呂場で服を脱ぎ
身体を洗う。
そして湯船に浸かった…。
「ふぅ…走った後の風呂は気持ちいい〜」
「ああ、そうだな…。」
「へっ!?…!!!!」




部屋で迅はパンを食べていると
部屋に戻ってきた巻島がグラビアの本を読みだした。
「お前…よくそんなの読むな…。」
迅が呆れた顔をする。
「これは、男のロマンショ!」
巻島はそう言ってページをめくる。
迅はパンを食べる手を止める。
「なぁ、巻島。金城は何処にいんだ?」
巻島は本を読みながら
「金城なら、風呂に入ってるショ…。」
「あ……。」






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