心愛と信愛 | ナノ

錯覚…?


「私は…、その…ごめんなさい。」
新開くんの瞳が大きく開く。
「考えさせて欲しいの…。」
断ればきっと怖い思いをするに違いない。
だから…こう言ったのだ。

「ああ、そうだよな…。」
彼は笑った
「そんなに、すぐには決められないよな…。」
私の頭を撫でて
「大丈夫、急に言われて戸惑ってるんだよな…。
ゆっくり考えてから、答えればいいさ。」

こうして、私達は別れ、家に帰った。
どうしてだろう…
今日の言葉があまりにも意外過ぎて
実は新開くんは良い人で
私が勝手に怖い人てっ思ってたのかな…?



私は…家へ帰った…。
彼は…私の後をつけた…。




彼は…私の家の場所を知った…。
「ああ、ここが由香の家か…」
彼は笑みを浮かべた…。


そして、手には2本の鍵。
1本目は、彼の家の鍵。


もう1本は…
わざわざ、鍵を盗んでまでして作った
私の家の鍵。

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