心愛と信愛 | ナノ

ルート1助けを求める(裏)


「あのっ…待宮さー」
「栄吉がええなぁ…?」
栄吉さんは人差し指を私の口元に付ける。
「栄吉さん…石垣さんを助けて…。」
今の私にはこうするしかない。
聞き入れると待宮さんは不敵な笑みを浮かべる。
まるで後悔しているぞと言っているようだ。

「ほな…始めよか…。
えーと、真波くんやったかな?」
真波は自分の名前を呼ばれ警戒しながらも頷く。
「少しだけ手伝って貰える?
あの馬車に石垣くんを乗せるの
その馬車は井原に運転させるからのぉ。
由香はワシと裏に隠しとる馬車に乗るんじゃ」
と後ろに現れた井原という男をさす。
真波くんは首を横に振る。
「お?」
「俺は由香とは離れないよ。」
栄吉さんは嫌な顔を露にする。
「そんな事言われても無理なもんは無理じゃ。
由香もなんか言うたり、な?」
私も栄吉さんと二人きりは気が引ける。
その上怖い…。
「私も石垣さん乗せるの手伝うよ。」
「由香。」
真波くんは微笑む。
「んー…。ならしゃーない。井原任した」
「分かったわ、みや」

結局私達は石垣さんの乗る馬車に乗る。
正直ホッとした…栄吉さんはなんだか悪い人だと思ってたから絶対に譲らないと思っていた。
「あれ…?」
眠気が私を襲う。
きっとまだ回復しきっていなかったのだろう。
私の意識は宙をながめ暗くなった。


意識がゆっくりと戻るが違和感が私の体を包む。
「んぁ…んっ…。」
見えない視界よりも先に手が違和感を教える。
人が私の上に乗っているのだ。
そして瞳を怖がりながらも開けると…
「あれぇ?もう覚めてしもたんか…あっぅ!」
「ひやぁああ!」
体にとてつもない快楽と中に生暖かいものが伝う。
「栄吉さん…な、何を…」
「何てっ見たら分かるやろう?セックスじゃ」
私の身体は全く動かない腰を強く捕まれている。
両手を両足はベットの角と鎖で繋がれている。
足を閉じようにも閉じられない。
身体を少し起こすと全てを悟った。
栄吉さんとの結合部分は愛液と精液でグチャグチャになっており今まで何をされたのかを物語っていた。
「あ…いやぁ…!やだぁ!誰かぁ!真波くん!」
涙を流しながら必死に助けを求める。
それを見て大きく笑う栄吉さん。
「アホやなぁ!?ワシと王様はグルじゃ
由香を捕まえてきたらくれるてっなぁ!」
「そんなぁ…あっ!んぁ!…っう…!」
栄吉さんは私にまた種子を注ぐ。
「これで十回は出とるなぁ?」
「嘘…。やっ…やだ。貴方の子供なんか欲しくない!」
栄吉さんは首を傾げる。
「そうかぁ?ワシは今まで迷うて来た女をこうやって孕ましてきたけど由香が一番ええ女じゃ!
どうじゃ?ワシと正式に夫婦になんか?」
まるで今まで女は違うみたいな言いぶりだった。
「嫌よ!貴方なんて大嫌いよ!」
きつく睨み付けると悲しそうな顔をする。
「んー…。それは残念じゃ。
ならワシの魔法の道具として使おうかのぉ。」
「何を言って…。」
「言うたじゃろ?ワシは魔法使いじゃて
どうやって魔法使ってるか…魔力は人間の生命力じゃ」
私の身体は強張る。
「まさか…その養分に…。」
「正解じゃ、男なら養分に。
女なら国の兵士の慰みモノじゃ。」
栄吉さんは私の頬を舐める。
「ひぅん……っ!」
「まぁ…でも由香はええ女じゃ。
ワシ専用の慰みモノにしたるからのぉ」
「やぁ…あああ!」
私は彼に何度も抱かれる。
きっとこの先も…永遠に…。




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