心愛と信愛 | ナノ

リソウ(裏注意)


土曜日は私にとって幸福と絶望が表裏一体だった。

1週は福富くんと図書館に行き一緒に勉強した。
福富くんは賢くて分からない点を沢山教えてくれた。
でもその日の夜は新開くんに指でイカされた。
胸が痛いよぉ…。助けて…福富くん…。

2週目は福富くんと一緒に水族館に行った。
福富くんと沢山お話出来た。
でもその日の夜は新開くんの前でオナニーをした。
こんな姿見られるなんて…恥ずかしい…。

3週目は福富くんと自転車に乗って遠くまで行った。
福富くんに着いて行くのがやっとで凄いなてっ思った。
でもその日の夜は新開くんに2度もイカされた。
私の身体を嫌いになりそう…。

4週目は福富くんとショッピングを楽しんだ。
福富くんは林檎が好きでなんだか可愛いなぁ。
でもその日の夜は新開くんのモノを咥えた。
苦しい…気持ち悪い…家で何度も吐いた。

5週目は福富くんとお祭りに行った。
福富くんの浴衣姿格好いいなぁ……。
でもその日の夜は新開くんにバイブを付けられた。
福富くんにバレないようにするのがやっとだった。

6週目は福富くんと私の家で遊んだ。
私の作ったアップルパイ嬉しそうに食べてくれた。
でもその日の夜は新開くんと仮デートをさせられた。
福富くんに見つかりませんように…。

そんな日々が続いた。
私の体は訳が分からない感情に壊れてしまいそうだ。
でも、福富くんと結ばれたら…と信じて我慢してきた。
だからどんなことをされても耐え抜いた。

でもそんな日々はそう長くは続かなかった。

23週目だった。
福富くんの家に遊びに行った日だった。
「わぁ…福富くんの部屋大きいね♪」
広い部屋に驚く。
「そうか…?」
「うん!とっても広くて羨ましいな…。」
そして何時も通り沢山お話して
幸せだった…。

福富くんは御手洗いの為にも部屋を出る。
私は大きな部屋に一人きりになった。
小さな興味本意だった。
福富くんの机の引き出しを開けたのだ。
「な…なんで…?」
そこにはお見合いについてだった。
知的で綺麗な女の人だった。
しかも日付はとっくの前に過ぎており。
もう会ったあとだった。
私は思わず引き出しをしめる。
「今日は友達が来ていてな。」
「え、そうなんですか?ならまた今度会えますか?」
「ああ、分かった。」
「ふふっ♪ありがとうございます。」
私は2階から福富くんと女の人を見やる。
福富くんのあんな笑顔見たことなかった。
私は…負けたんだ……。
私にはもう福富くんは駄目なんだ。
戻って福富くんに私は懸命に笑顔を送り
「ごめん…今日は帰るね体調優れないみたい…。」
「なら休んでから行っ…」
「いや…大丈夫だよ♪じゃあね福富くん…。」
私は福富くんの家を後にした。

その日の夜は新開くんは私を何時も通りに弄ぶ。
「由香…?」
新開くんは私の元気が無いことに気づき手を止める。
私は虚ろな瞳で彼を見詰める。
「初めから居たんだ…。」
私はきっと壊れてしまったんだろう。
福富くんが叶わないなら…もう…。
ドウナッテモイイ…。
「新開くん…私…貴方になら全てをあげてもいい。」
「へぇ…寿一にフラれたか?」
「違うよ…でも…」
泣きじゃくる私を抱き締めて新開さんは微笑む。
優しくて…温かい…。
「俺は嬉しいけどおめさんは俺に全てをくれるのか?
おめさんは本当にそれでいいのか?」
私は新開くんを抱き寄せ口付けた。
新開くんは驚いた顔をした。
「新開くん…私じゃ叶わないよ…。」
「なら、最後に俺から言わせて貰おうかな
おめさんの写真を寿一に送るなんて嘘だよ。」
「なっ…?!」
その時彼のモノが私を貫いた。
子宮に当たる感覚。
ああ…新開くんのかたちになっちゃった…。
「当たり前だろ?寿一に由香の裸なんて見せたくないからな。」
「あ…はぁ…あぅ…。」
「でもおめさん今イッてるよな?」
「しら…な…い」
「そうか…。」
新開くんはモノを出してそして…深く突く。
「しらな…ああああ!!」
私はまたイカされる。
潮を吹く私をみて笑う。
「ははっ♪凄いな。」
私の身体は何回もの快楽を与えられた為にもう駄目になって…新開さんのモノになっちゃったんだ。
「はぁっ!あぁ!ひっ、ひうっ!んっ…!」
「寂しがりやで寿一に必死に寄り添う感じとか
愛らしくてギュッとしてやりたくなる
兎の様なおめさんを俺に良いようにされて恥ずかしくないか?」
私は首をふった。
「もう…いいのっ!んっあ!知らないのっ!」
新開くんは笑う。
「最高だよ!完璧に俺のモノになった訳だ!」
「ああ!そんなに激しくっ!んあぁぁ!」
彼は私の子宮に叩きつけるように腰を振る。
「たっぷり俺の精液注いでやるよ!」
「ああ、ひぁ!あああ!」
中に流れる液体…。
私…もう戻れないよ…。


私は思う。
これは¨リソウ¨だと。

新開くんのじゃなきゃ…このチンポじゃなきゃ…
この精液じゃなきゃ…っ…!
どれだけ幸せだったのだろうか…?









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