心愛と信愛 | ナノ

外れた枷に…の番外(劇裏注意)


私は知らない場所にいて…。
私自身記憶が無いのだろう…。
ここが病院だって分かった時は全て納得した。
新開君は私を強く抱き締めて…泣いてくれた…。
「いいか?おめさんは花佐部由香てっ名前で
昨日交通事故にあって記憶を無くしてる。」
「花佐部由香…。」
「ああ、そうだ…。」
「なら、貴方は…?」
「俺は新開隼人。おめさんの…」
「私の…?」
彼は唇を噛む。
「彼氏だ…。」
「私の彼氏…。」
そう…私は新開…いや、隼人の彼女なんだよね?
そうして私はずっと引っ掛かったまま大人になった。
荒北靖友…そんな名前が私の中で酷く残って…。
まだ、離れてくれないのに…。
隼人は物語を進める。

「由香…今日も浮かない顔してる…。」
隼人の部屋で…隼人のベットの上に居た。
彼ももう社会人で…私ももう一人の女だ。
そんな二人が今からすることなんて判りきっている。
「あ…ごめんなさい…。ただ…そのっ…。」
恥ずかしくて下を向くと彼は許さないように両手で向かせられる。
「可愛い、でも、今日は俺が許さないよ。」
「隼人…んんっ…!」
唇を奪われる。
舌を絡ませ私の体は火照りだす。
隼人は私の下着の中に指を滑り込ませる。
「んあっ!やっ…やめてっ…。」
「とうしたんだ?もう湿ってるじゃねーか、まさかキスだけで感じちまったか?」
「隼人っ!恥ずかしいよぉ…ああっ!んぁ、ああっ!」
「由香もしかしてオナニーしてたとか?」
「それは…!その…やってなんかぁ!ああっん!」
隼人は口角を上げる。
「正直になった方が身のためだぞ?そらっ!」
「やぁあああん!駄目っ!おねがっ…してたからっ!」
そう…隼人を思ってではなく私が本当に好きな人だと思う人を思って…。
「へぇ…。由香はこんな厭らしい子だとは思わなかったよ。」
「ひゃあ!やめて…んんっ…イっちゃっ…!」
私は堪えるために隼人の腕を握り片手は指を噛んだ。
「ほらっ…我慢しなくていいぞ?な?由香。」
そんな彼の言葉に事切れるようにたかが外れる。
「イっちゃっ…いやあああああ!あああっ!」
私は隼人によって盛大にイってしまった。
「凄いイキ方だったよ…。それに顔…凄い厭らしい。」
「いやっ…見ないでぇ…。」
私は思わず手で顔を隠そうとするも腕を掴まれ布団に押さえつけられる。
「その顔…。堪らなく興奮する。」
「いや…あ…。」
隼人は私の足を掴み私の下から溢れでる蜜が見えるようにM字に開く。
「もう…こんだけ濡れてたら…入れても大丈夫だな。
由香、行くよ?」
私は首を大きく振った。
何故だかこれだけはあげてはいけない。
あげるべき人間は他にいるから…。
「お願い…隼人…それだけはっ私は…隼人に…。」
あげたくないと言おうとしたが遮られてしまった。
「怖がらないで。俺が全部包むから何も怖くはないさ」
彼の肉棒がミチリと音を立てて裂け目に入っていく
「痛いっ…。痛いよぉ…お願い…やめて、痛いの。苦しいの…隼人っ…助けて…。」
隼人は私の唇に軽くキスをして
「大丈夫…初めは痛いけど…初めだけだ。
俺が優しく抱いてやるから…今は耐えてくれ。」
ブチブチと何かが裂けるような痛みが私を襲う。
「痛い、痛いのやっ…隼人っ…お願い抜いてっ!」
隼人は私の必死の懇願も聞いてくれない。
「さぁ…全部入ったな…由香とやっと繋がれた。」
彼はゆっくりとした規律を始める。
「いだっ…痛い!隼人…動かさないでっ…ああっ!」
「キツイな…それにまだ引っ掛かる感覚があるな…。」
隼人の肉棒は私の中で擦れて痛みとなる。
私…今…本当に好きでもない人とセックスしてるんだ。
それが胸を締め付け苦しめる。
「やぁっ…ああ!お願い…抜いてっ、あっ、ああ!」
私は必死に隼人が押し付ける愛と快楽を否定するも
肉体は隼人を受け入れ欲している。
「大分引っ掛かりが無くなったな。由香のマンコが俺の形に馴染んでいくのがわかるよ。」
「あっ…やめって…んっ、ふぁ…駄目っ…私っは…隼人の事…本当はっ…好きじゃないっのにっ…!」
私は涙を泣かしながら隼人の腕を握る。
これで隼人は止めてくれる。
「そんなのは知ってたさ。俺は嘘を付いてた。」
「えっ…?」
「俺、由香の本当の彼氏じゃねーんだ。
でも、おめさんが好きな気持ちは変わらないよ。」
彼はクリトリスを片手で弄る。
「やぁあああ!あああっ!!!」
「凄いな…俺のを締め付ける力が強まって…っ!
俺を求めてくれてんだな…。嬉しいよ由香っ!」
私は体が痺れて…さっきから何度イったのか分からない
「止めてっ!おねがい!隼人っ…もう…私…貴方のモノじゃないっ!」
「なら、どうして俺を拒まない?今まで何度でも機会はあったはずたろ?なぁ?どうなんだ?」
「それはっ…隼人が離してくれないからっ!」
荒北くんに一度だけ助けを求めたことがあった。
それ以来隼人は私を酷く手放さなくなったから逃げられなかったのだ。
「ああ!そうだよ?離さなかったんだ!
逃げないようにな…!由香は俺のモノだ!」
「ああっ!やっ!やだぁああ!助けっ!ああ!
激しくしないでぇ!抜いてっ!やめっ…。」
彼は私の両手を掴み叩き付けるように腰を動かす。
「ほらっ!逃げれるなら逃げてみろよ!気持ちはよくて何度もイってるくせになぁ!?」
「あああ!駄目っ!駄目なのぉ!ああああああっ!!」
隼人は私の耳元に口を寄せてリップ音をたてる。
「可愛い由香。俺はおめさんを孕ませたい。」
「止めてっ!いやっ!助けて…靖友っ…!
私はっ…貴方の赤ちゃんなんて…欲しくない!やぁっ!」
「そう強がっても無駄だぜ?だってもう…限界っー!」
「いやぁあああああ!!!」
私の中で何がが弾ける。
それは絶望の種…であり鎖でもあった。

「私っ…もう…ひぅ、ああぁぁ!」
隼人の子供を産むしか無いんだ…。
「最高だったよ由香。これからはずっと一緒だ。
何があってもおめさんを守る勿論、コイツもな…」
私のお腹にそっと触れる。

ごめんなさい…靖友…。
私もう戻れそうにないみたい…。




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