心愛と信愛 | ナノ

ルート2 黄色いドレス


私は黄色いドレスに着替える。
やっぱり綺麗なドレスで私が申し訳なく感じた。
外に出ると石垣さんが待って居てくれて
「なんや、ちょっと期待したのに…。」
「やっぱり…似合ってないですか?」
「いいや、そんなこと無い、とっても綺麗や。」
私はふと顔を背けた。
石垣さんは微笑んだ。
王室へ向かう途中色々な事を話した。
自分の事、世界の事、真護の事。
この世界の人は人間の男を嫌うけど石垣さんは違った。
むしろ親身に受け止めて一緒に悩んでくれた。
誠実で優しい人だった。
真護が中々見つからないし、真波くんも戻って来ない今彼が唯一の頼りだった。

「ほんまに着てくれるとは嬉しいわ」
「あ…貴方は…!」
王座に座る男はさっきドレスの間に居た男だった。
「御堂筋翔。ここの王様や。」
「は…はじめまして由香 です。」
私は深く礼をした。
王様は目を細め笑みを浮かべる。
そして王座から立ち上がり私に近付く。
そして手を握り腰に腕を回す。
「あ…あのっ…?」
「やっぱりボクのお姫さんにピッタリや。」
すると石垣さんが私たちの間に割って入る。
「待て!御堂筋!」
「何やぁ?由香 チャンを今からボクのにすんのに」
「それはアカン。由香 ちゃんには将来を誓い合った人が居るんや!」
「石垣さん…。」
「それがどないしたんや?」
「なっ!?」
「別に取ってもたもん勝ちやろ?」
石垣さんは私を王様から引き離す。
「兎に角や!アカンのはアカン!俺が許さん!」
「ふぅーん…。ボクに逆らうんか…。
なら、こっちにも考えがある。捕らえろ。」
その時城内の男たちが現れ私達を捕らえる。
謎の薬を嗅がされて私は気を失った。

「んっー!」
目を覚ますと薄暗い知らない場所にいた。
「石垣さん!」
前方には両手両足を鎖に繋がれた石垣さんが居た。
「やっと目覚めたかぁ…待ってたんやで?」
私は思わず後ずさる。
「御堂筋!由香チャンに何をする気や…。」
ニヤリと笑う王様。
「なぁ由香チャン今からな石垣くんの首切り落とそ思ってるや。」
「駄目!石垣さんを殺さないで!」
私は王様にしがみついた。
「そうやなぁ…ボクのもんになって欲しいのは石垣くんがアカン言うから…なぁ?」
私の腰に手を回して抱き寄せる。
「きゃっ!?」
「そや、ボクのモノにしたらアカンのやったら石垣くんのモノにしたらええんかぁ!」
私に耳打ちする王様。
内容は驚愕的だった。
「分かった…。それで助けてくれるんですよね?」
「勿論や、嘘はつかん。」

私は石垣さんの前に行き服を脱ぐ。
「由香ちゃん!?」
「ごめんなさい…。私…石垣さんを助けたいの。」
彼のモノを取りだし自分のモノに宛がう。
「由香ちゃんやめろ!自分には大事な人が居るんやろ?!」
「でも、どうしても助けたいの…ごめんなさい。許して…。」
私はゆっくりと自分の中に彼を沈める。
「あっ…んっ…あ…。」
「くっ…あっ…。由香ちゃん!」
彼のモノは硬くて大きかった。
「はぁっ…。ごめんなさい真護…。ごめんなさい。」
思わず泣いてしまった。
いくら信頼してる人でも恋人以外に体を許すのは胸が痛かった。
「御堂筋!由香ちゃんに何言ったんや!」
「んー?由香チャンにはな、解放してほしかったら石垣クゥンとヤって中に出してもらい言うたよ」
「なっ!?」
王様は目を細める。
「ほら、由香チャン止まってるで?
はよせな、ボクが手伝うよ?」
「ご…ごめんなさい。んんっ!」
私は体を上下に動かす。
「ああっ!…ごめんなさい…石垣さんっ!」
「由香ちゃん!すまん…!俺を助けるためにこんな事っ!」
私は首を振った。
「私こそっ…真護以外の人で…こんなにっ感じて…酷い…女だよね…。ああっ…!」
石垣さんは私の腰に手を回す。
「俺は由香ちゃんが俺ので感じてくれてるんが嬉しいよ。」
「石垣さん…。やああ!」
石垣さんは私の腰を掴み腰を動かす。
奥に当たる感じが伝わる。
「駄目ぇ…!そんなっ…激しく…しないでぇ!」
スピードを速め私を責め立てる。
石垣さんはまるで枷が外れたように何度も私を突き上げる。
「由香ちゃん!俺、幸せや!夢のようや!」
「ああ!…らめぇ!これ以上はっ!やあああ!」
「何度でもイッてくれ!好きや!由香ちゃん!」
「ああっ!石垣さっ…ん!あっ!ああ!」
「光太郎てっ呼んでくれ!」
「こ…光太郎さんっ!駄目ぇ!もう…イッちゃ…!」
「由香ちゃん、一緒にイこか、ほらっ!」
「やあああああ!」
「くっー」
光太郎さんの熱が体に伝うのが感じた。
私は何も考えられなくてうっすら意識が有るだけだった。

王様はそんな私達を見て大きく笑う。
「凄いなぁ君ら…。」
私を抱えあげて自分の椅子に座らせる。
「御堂筋!やめろ!」
光太郎さんの声を聞き入れず笑う。
「ほな…由香チャン。次はボクの相手や。」
「やぁ…やめ…んんっ!」
彼の一物が私のなかに入る。
「まだ痙攣しとる、そないに石垣クゥンがよかったんかぁ、嫉妬してまうわぁ…。」
「ひゃあ…!ああ!ぁ!んあ!やめっ…!あっ!」
「ほら、ボクのはどう?気持ちええ?」
「やめて!ああ!らめぇ!」
王様は光太郎さんの方を見やる。
「ほら!石垣クゥン!どうや?さっきまで一緒にしとったのに今はボクので感じてる由香チャンは?」
「止めろ!御堂筋っ!」
今にも殴りかかろうとするが鎖で動けない。
そんな光太郎さんを見つめながら犯されるしか無かった。
「こっ…んぁ!光太郎…さん!」
「最高やなぁ?由香チャン。こんなにもボクを感じてるんやろ?」
「やぁ!あっああ!らめぇ!助けて…!」
真護っ!光太郎さん!
「ほな、出すで?しっかり受け止めや。」
「やぁ!だめぇ!たすけ…やあああ!」
私は熱が伝うなか気を失った。



きっと私は自由にはなれないのかな?
真護…会いたいよ…。


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