心愛と信愛 | ナノ

幸せすぎて死にそうだ!(新開視点)


アイツは俺の由香を連れて俺から逃げる。
俺の由香を奪って行った…!!
今からでも殴って取り戻しても良かったが
寿一や他のメンバーに暴力沙汰で迷惑をかけるのは駄目だ。
ここは、悔しいが逃がしてやった。

時間を置いてバレないように後をつけて行った…。
待ってろよ…由香、俺が助けるから…。

公園まで来た…。
アイツと由香が話しているようだが、
声が上手く聞き取れない…。
だが、見晴らしのいい公園だから、これ以上近づくとバレてしまう。
バレてしまえば、また逃げられるだろう。
由香がまた遠くに行ってしまう…。

「…!!」
アイツ、由香を抱き締めやがった…!
殺してやりてぇ…。
(俺と…付き合ってくれないか?)
アイツの声でこう聞こえた…。
すると、由香は泣きだした…。
俺の…!俺の由香を泣かしただと!!
許さねえ…。
殺す…殺してやる…。

感情の高ぶりのあまり身体が茂みから出ていて顔を上げた由香に気づかれた。
すると由香は
「少しだけ…考えさせて…」と言った。

ああ!幸せすぎて死にそうにだ!
やっぱり、由香はアイツよりも俺を選んでくれた!

俺の事が好きなんだな!
流石は俺の由香!
俺だけの由香!

明日、メールの内容を聞いてやろう♪
そして、
(断ったよ)てっ言った由香に
今度は俺が告白するんだ!!

楽しみだな!
明日がくるのが…!

そうして、俺は家へ帰って行った。



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