心愛と信愛 | ナノ

負けない!


次の日の部活にて…。
「迅!今日は俺がお前に勝つ日だ!」
スタート地点に向かう途中
自身満々の私は迅に勝利宣言をする。
「ほぉ…称賛はあんのかぁ?」
迅が私に問いかけた。
「当たり前だ!な♪金城!」
「ああ、そうだな。」
金城と私を見て迅は
「ほぉ…なるほどな…」と言った。
「なら、やってみろ!負けたら…明日俺ん家のパン分けてやるよ!」
迅の家はパン屋だ…あれ…なんか賭けるもの安くないか…?
だが、迅の家のパン屋のパンは好きだからいいか♪
「なら、俺が負けたら今度の昼飯奢ってやるよ!」
「いいのかぁ?俺はよく食べるぞぉ?」
そんなことは知っている。
でも、それ以上に私には勝てる自信の方が高かった。
だって金城が教えてくれたんだから…!
「ああ!大丈夫だ、絶対勝つからな!」

そうして、私達はスタート位置に付いた。
そして、寒咲先輩の合図で私達は走り出した…。

絶対に負けない。
勝ってみせるよ。
だって、
あんなに練習したんだから…!
あんなに教えて貰ったんだから…!
あんなに悔しかったんだから…!

迅に勝つ…!
金城にも、いつか勝ってみせるよ!






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