心愛と信愛 | ナノ

特訓


「金城…遅れてすまない…」
結局、私は服を選ぶのに戸惑い遅れてしまった…。
私としたことが…
折角教えて貰うのに…
やってしまった。
「いや、気にするな」
10分も遅れたのに…。
金城はいい人だなぁ…。
「ありがとう。」
「さて…早速始めるか、花佐部。」
金城は嬉しそうだ。
「ああ!」
さぁ、頑張るぞ!

コースは何時も部活で走っているコースだった。
だが、何時もは2.3周くらいで終わるのだが
今日は部活ではない。
もう、4周走っている…。
だが…

「そこで、ギアを変えろ!」
「ああ!」
金城の教え方が分かりやすいお陰で
スピードも早くなり
山もそこまで辛くない
「金城!まだ疲れてない!まだまだ走れるよ!」
「花佐部、逆によくあんな走り方で今まで走れたな…。」
「へ…。そんなに変な走り方だったのか…?」
金城は驚いた顔をしていた。
「変では無いが…。ギアも変えずに、座ったままで漕ぎ続ける…。スピードも出ない上に疲労も大きい。」
実際、今走ってみて私自身それを実感している。
「なぁ、金城。」
「なんだ?」
私は嬉しかった。
「金城のお陰で俺はこんなに上手く走れるようになった…。ありがとう。」
金城は微笑み
「そうか、なら良かった、」

私は強くペダルを踏んだ
金城の前に出る
「金城!スタート地点まで競争だ!」
「ああ!花佐部!」

私達はペダルを回す
強く、早く、何度も…
ゴールを目指して…。






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