心愛と信愛 | ナノ

きっと…最後には(今泉視点)


俺の傍らで眠る由香…。
本当に可愛い…。
「泣かないでくれ。由香。」
そんなに…俺が嫌だったのか…。
そんなに…俺が怖いのか…?

彼女の目尻に口付けをする。
涙の味がした。
なんとも言えない味が…



由香と出会ったのは1ヶ月前。
俺は彼女の会社に出向いていたとき
偶然帰りのエレベーターで出会った。
一目惚れだった。
直ぐに声をかけたかったが彼女は他の男と一緒にいた。
てっきり付き合っているのかと考えてしまった。

俺は由香を手に入れたい…。
いや…手に入れるんだ…。

俺は彼女の周りを調べた。
すると、
彼女は独り身であることが分かった。
だから、彼女に縁談を持ちかけた。

だが…由香は俺とは付き合えないと…。
俺は今までの人生で女には苦労したことはなかったが
まさか…俺を否定するとは…。
ますます由香の事が好きになった。
だから、
無理意地にでも彼女を…。
仮の夫婦にすることにした…。

後は俺が1週間で彼女に
ありったけの愛を注ぎ
俺の事を好きになってくれればいい。

なのに…
由香の瞳には
俺は恐怖の対象でしかなかった…。
俺を避ける彼女に苛立ちを感じた。
もうこうなれば無理矢理にでも…!

俺は彼女の繋がりを切って
彼女には俺だけ、今泉俊輔だけだと
そうなるように仕向けた…。
そして、身体に俺を刻めば…。

きっと…
最後には彼女が俺を愛してくれるだろう…。
「愛してる…。由香。」
俺は彼女に口付けをした。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。
今泉くんてっ格好いいですよね♪
こんなイケメンに結婚申し込まれたら
普通行きますけどね(笑)

他の作品もよろしくお願いします。
ありがとうございました!





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