心愛と信愛 | ナノ

頼みがあるのだ


俺は早速荒北に電話する。
「荒北!頼みがあるのだ!」
「あぁ?なんだよ…東堂」
「そのだな…由香の彼氏について教えてくれないか?」
すると電話の向こうから笑い声が聞こえる。
「なっ!?何が可笑しいのだ!」
「やっぱり、奪うんだなァ?」
「違う!奪うんじゃない!助けるのだ!」
「どっちも同じダロ…。」
荒北からあいつの事について聞いた。
あいつは、どうやら荒北と同じ学部で
表ではへらへらした優男だが、
裏では女に目がない糞男だと。
益々ムカつくのだ!
「でだ、荒北…。」
「あぁ?」
「ソイツが浮気してる所を写メてっ欲しいのだ?」
「ハァ?!」
「頼むよぉ〜!ペプシ一本奢るから!」
「ムリ。」
即答だな!
「じゃあ2本!」
「ムリ。」
「3本!」
俺はペプシの数を増やしていく。
そして1ケースで勘弁してくれた。


俺は荒北と長々喋った…。
正確には俺が喋った率が殆どだがな!



あれから三日後荒北から
メールが届いた…。








人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -