心愛と信愛 | ナノ

貴方なんて嫌い


私は目が覚めた。
ベットの上にいた。
窓から射し込む美しい月明かり。
自分の部屋では無く彼の部屋。
隣で寝息を立てる彼。
もうこんな部屋には居たくない。
動こうとしたとき
「痛っ…!」
下半身に激しい痛みが襲う。
私は下半身に手を伸ばす。

「えっー!?」
私の手に着いたのは
白い液体だった…。
それは何なのか予想はついた。
「嘘…。いや…。」
私は急いで洗い流すためにシャワールームに向かう。
「待て。由香 。」
彼に腕を掴まれる。
「いや…。なんで…酷いよ。」
「俺達の子供欲しいだろ?」
私は彼の腕を振り払う。
「最低!貴方との子供なんて要らない!」
彼は起き上がり私を抱き締めベットに引き戻す。
「いやぁ!離して!貴方なんて嫌い!大嫌い!」
彼は私の悪口に
怒らず寧ろ笑った。
「そうか…なら、良いこと教えてやるよ。」
「なっ…何?」
私の服に手をかけ
「夫婦になった日の夜から毎日お前を抱いている。」
「えっ…!?まさか…!」
彼は私の服を脱がしていく…。
「そうだ。由香 に毎日、中出ししたんだ。」
「いや…嘘…。」
私の顔が青ざめる。
「本当だ。俺はお前が寝ている間、毎晩抱いた。最高に気持ち良かったよ。」
彼は不敵に笑う。
「なんで…そんな…。」
「そして今から意識のある由香を抱けるなんて…最高だよ。」


そして私は唇を奪われた。



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -