心愛と信愛 | ナノ

謝罪と意思


見学が終わり、私は家に帰ろうと自分の自転車に乗ろうとしたとき
「花佐部、今日はすまなかった。」
「へっ…どうしたんだ?金城?」
突然の金城の謝罪に驚いた
「俺はその自転車を見て、てっきり興味があると思ってしまっていた…」
その事か…寒咲さんの走りを見て完璧に忘れていた。
「いや、いいよ♪それよりさ」
「…?」
私は微笑み
「今日は有り難う。こんな素敵な部活に出会わせてくれて」
「花佐部、もしかして自転車競技部に入るのか?」
「ああ!」
すると、金城は嬉しそうに笑い
「一緒に頑張ろう、花佐部!」
「ああ!金城!」
私達は自転車競技部への入部の意思を固めた。


しかし、
この部活は
女の私にはとても困難なものだと
思ってなどいなかった。

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