心愛と信愛 | ナノ

へぇ…♪(荒北視点)


今日は授業はない…。
暇だ…。
俺は東堂の家に行くことにした。
相変わらずデケェ旅館だぜ…。
東堂は茶室に居るみてぇだ。
「こんにちは。東堂さんのお友達ですか?」
いきなり、女に話しかけられた…。
コイツ…馴れ馴れし…てっ…
「テメェ…花佐部じゃねーか!?」
着物姿の花佐部がいた。
コイツとは同じ大学に通っている。
まぁ学部は違うけどな…。
でも、大学内では可愛いでそれなりに有名だ。
「あの…どちら様で…。」
向こうは俺を知らねェ…。
「俺は荒北てんだ。テメェと同じ大学で東堂のダチだ…。」
「はい、よろしくお願いします。」
彼女は微笑む…
チッ…結構可愛い子じゃねーか…。

俺は彼女に軽く手を振り茶室へ向かう…。
ん…?
コイツの名前…
花佐部由香…。
由香!?
俺は昨日の東堂の話を思い出す。
「東堂の好きな女ねェ…。」
俺は彼女の後ろ姿を見つめニヤリと笑った…。




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