心愛と信愛 | ナノ

牛乳(鳴子夢)


教室…。
ワイは机に座って一人の女を見る。
一人の女…由香を最近気にしてる…。
ホンマ可愛ええな〜いつ見ても…。
でもワイは由香より背がちっこいんや。
ちっこい男はアカンやろか…。
ワイは由香に声を掛けようと席を立った。
「おっ…おはようやな!由香!」
「おはよう。鳴子くん♪」
彼女はワイにエエ笑顔を送る。
「あ…!そうだ♪鳴子くん」
彼女は鞄からビニール袋に入った牛乳を取り出す。
「牛乳…?」
俺は牛乳を手に取る。
「うん。鳴子くん牛乳好きだったよね。そこの店の牛乳美味しいんだよ♪」
由香…ワイが牛乳好きなん知ってたんか…。
いつも飲んどるからな…。
誰でも分かるか…。
「ホンマおおきに!そうや…!飴ちゃんアゲルわ!」
ワイはポケットから飴ちゃんを取りだし由香にあげた。
割りに合ってないけど
それは気にしたらアカン!
「ありがとう。鳴子くん。」
彼女はワイのあげた飴ちゃんを両手で包む。
可愛ええな…!
「ほな、コレ大事に飲むから!」
彼女はワイのあげた飴ちゃんを口に含みワイの頭を撫でる。
「うん♪背が大きくなるの待ってるから」
ワイが背気にしてるの分かっとったんか…。
でも、まぁ構わへんけどな!
「おう!待っててな由香!」

コレ飲んでデッカなって!
由香の頭、撫でたるからな!

でも、この牛乳は早飲みせんと
大事にチビチビ飲むけどな…♪









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