心愛と信愛 | ナノ

久しぶりではないか!


今日はデートの日か…
今ごろ由香は…。
なのに…
俺はどうしたものか…。
失恋した 苦しみから抜け出せないでいるのだ。
男の失恋は長いのは本当みたいだ…。
「んなぁー!由香ー!」
俺は自室で彼女の名前を叫ぶ。
でも、彼女には届かない…。
分かっているのに求めてしまう。
俺はバカか!?
「由香〜。由香〜。由香〜。」
一人ベットに転がり枕を抱く。
この枕が由香だったらどんなに幸せか…。
「由香〜。由香〜。由香〜。」
俺は何度も彼女の名前を呟く。

バァァンー!
扉が勢いよく開く。
「うるせぇぞォ!!東堂ぉ!!」
聞いたことのある声が聞こえる。
ん…?この声は…!?
「荒北!?」
扉の前に居たのは荒北に…
「俺もいるぞ。」
隼人に…
「ム…東堂。久しぶりだな。」
フク…。
「なんで…ここにいるのだ?」
「あァ!?来ちゃ行けねーのかヨ!?」
「いや…そういう訳ではないが…。」
すると、荒北はズカズカと人の部屋へ入ってくる。
「尽八。食べ物ないか?」
隼人はパワーバーの袋を開けてモクモグ食べ始める。
「あっ…ちょっ…!お前ら好き勝手過ぎるだろ!」
「失礼するぞ。」
フクは軽く挨拶をして入った。
「フクを見習え!フクを!」
机の椅子に座る荒北は面倒だと言わんばかりの顔だ。
「フクちゃんが遠慮しすぎなんだヨ!なぁ!新開?」
モクモグ食べながら引き出しを開ける隼人。
「ああ、そうだぞ。寿一。おっ…!これは…。」
その上引き出しから危ない本を取り出す。
「ちょっ…!!バカ!やめるのだ!隼人!」
荒北は大きく笑い
「オメェこういうのが好きなのかァ!?」
隼人が見つけた本を読みあさる。
フクはテーブルの前で大人しく正座をしている。



今日は騒がしい日になるな…
だが、俺はそういうの大好きだぞ!!









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