ちょっと嬉しそう

ミクとフローレンとミイが

女同士仲良く野原で話をしていた。

その近くをスナフキンとムーミンが歩いている時

「え?ミクって好きな人いないの?」

「うん、いないよ」

フローレンとミクの会話が

スナフキンの耳に届いた。

「どうしたの?スナフキン」

「え?」

ムーミンが不思議そうな顔をスナフキンに見せた。

「なんだか嬉しそうだね?」

「そんなことはないよ。

さあ、行こう?」

そう言ってスナフキンは歩き続けたが

(いいこと、聞いちゃった)

と内心思っていた。

スナフキンは密かに

ミクのことが好きだったのだ。


しおりを挟む