放っておけない

スナフキンは海岸でミクを待っていた。

「スナフキン…」

そこにミクがやって来る。

「来てくれて、ありがとう」

「ううん。

でも話って何?」

ドキドキしながら二人はお互い近づいた。

「一生懸命なミクを見てさ

思ったんだ。

この人を放っていけないって」

「え?」

初めて聞くスナフキンの本音に

ミクは驚いた。

「こういう感情も好きって言うのかなって」

「スナフキン…私も同じ気持ちだよ」

ミクは幸せそうに笑い

「よかった」

つられて笑ったスナフキンは

そっとミクを抱きしめた。

波音が聞こえる中

無言で二人は抱きあっていた。


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