君に夢中
スナフキンはあまり気持ちを言葉にしなくて
私はたまに不安になる。
「そっか…ごめんね」
ある日一緒に小川を見ながら
そう打ち明けたらスナフキンは謝った。
そして
「ミク」
優しく私を抱きしめてくれた。
「好きだよ」
私の耳元でスナフキンはそうささやいた。
「言葉にしないのは
君を好きじゃないからではないんだ。
むしろどんどん好きになって
君に夢中になるからこそ
言えないんだ」
「スナフキン…ありがとう」
初めて聞いたスナフキンの本音に
私は嬉しくなって
私もスナフキンに強く抱きついた。
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