共通点

「あれ?」

僕が旅に出ている時

そろそろテントを張ろうかと思っていたら

テントを張る先客がいた。

それも女性だった。

「あれ、あなた…」

「君と同じく旅人さ。

隣にテントを張ってもいいかい?」

「もちろん!」

にこりと笑った女性を見て

何故か僕はドキドキした。

とても素敵な笑顔だなって思ったんだ。

女性は僕のテントを張るのを手伝ってくれた。

「ありがとう…えっと…」

「私はミクだよ」

「ミク、よろしくね。

僕はスナフキン」

僕達はそう言って握手をした。

同じ旅人という共通点があるミクに

僕はもうその時惚れていた。


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