温めておきました

スナフキンが珍しく風邪を引いて

ミクの家で眠っていた。

「ん…」

「スナフキン!

目が覚めた?」

ミクのベッドで目が覚めたスナフキンに

ミクは声をかけた。

「ああ、そうか。

ここは君の家だったね。

テントよりぐっすり眠れたよ」

そう言って微笑むスナフキンは

顔色が良くミクは安心した。

「コーンポタージュを温めておいたけど

食べる?」

「うん、いただこうかな?」

ミクはコーンポタージュをマグカップに入れて

スナフキンに渡した。

「ありがとう、温かいね」

スナフキンは笑顔でコーンポタージュを飲んだ。

「ねえ、ミク」

「ん?」

コーンポタージュを飲み終えたスナフキンは

ミクを呼んで

ミクの右手を握った。

「スナフキン?」

「僕が元気になったら

恋人らしいこと、沢山しようね!」

今キスできないのが

スナフキンにはもどかしかった。


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