※君と僕の痛み
ともゑ×菫

ねえ、すぅちゃん。

僕はすぅちゃんが大好きなんだよ。

でもね、僕は"ともちゃん"って言って笑うすぅちゃんが忘れられないんだ。

これじゃまるで、今のすぅちゃんは愛せないって言ってるようなものだよね…。

僕って最低だね…?

「すぅちゃん…」

隣で眠るすぅちゃんの髪をそっと撫でる。

綺麗な銀色の髪は、パパに良く似ている。

「ん…ん?…とも、どうしたんだ…眠れないのか?」

「…すぅちゃんの事、考えてたの。」

僕が小さく呟くと、すぅちゃんは訝しげな表情で僕を見つめてきた。

「オレの事…?」

「子供の頃は、ともちゃんって呼んでくれてたなぁって…。」

「っ…ともは、ともちゃんって呼んでた頃のオレの方が好きなのか…?」

すぅちゃんを傷つけるって分かってるのに、僕は否定する事が出来なかった。

わざとらしく無言で目を逸らすと、すぅちゃんが僕をぎゅっと抱き寄せてきた。

「…すぅちゃん?どうしたの?」

「…オレには昔のともとの思い出はないけど…これから先の未来を一緒に生きていくことは出来るから…」

そこまで言うと、すぅちゃんは恥ずかしそうに僕の胸に顔を埋めてこう呟いた。

「ともの傍に居させてくれ…ともが好きなんだ。愛してるんだ…。」

「…!すぅちゃん…っ…僕もすぅちゃんが大好きだよ。昔も今も…これから先も、ずっと…」

見つめ合い、抱き合いながら唇を重ね合う。

舌を絡め合っていると、すぅちゃんが脚をもぞもぞさせている事に気付いて唇を離した。

「…すぅちゃん、触って欲しい?ここ…膨らんでるよ?」

股間を服の上からつんつんと突くと、すぅちゃんは顔を耳まで真っ赤にして微かに身体を震わせた。

「んっ…べっ、別に触って欲しくなんかないっ…!」

意地っ張りなすぅちゃんだから、本番に辿り着けるか微妙かも…。

ここはひとつ、僕が素直になろう。

「僕が触りたいんだもん。好きだから触れたいの。…ダメ?」

「…分かったよ。ともが、そこまで言うなら…いいぞ、触っても。」

すぅちゃんの言葉に僕は嬉しくなり、すぅちゃんの股間に手を当て上下に擦った。

すると、すぅちゃんの股間はさらに張り詰めて先走りがパジャマにまで染みてしまった。

「すぅちゃん、パジャマ汚れちゃうから脱いだら?」

「え…あ、あぁ…そうだな…オレだけ脱ぐのは恥ずかしいから、ともも…。」

「そうだね。じゃあ、せっかくだしすぅちゃんが脱がせて欲しいな。」

僕が満面の笑みでおねだりをすると、すぅちゃんは恥ずかしそうに僕のパジャマのボタンを一つずつ外してくれた。

僕もすぅちゃんのパジャマのボタンを丁寧に外し、乳首を舐めるとすぅちゃんは悩ましい声をあげ僕にもたれかかってきた。

「力入らなくなっちゃった?…感じるんだ?乳首。」

「…恥ずかしいから…訊くなよ、そんなことっ…。」

全部脱がし終え、生まれたままの姿で抱きしめ合うとお互いの性器が擦れ合ったりしてすごくエッチな気分になってくる。

「すぅちゃんの…脈打ってるね。かわいい…。」

「だからそういう恥ずかしいこと言うなって…どうしていいか分からなくなるだろ。」

「早くすぅちゃんの中に挿れたいな…すぅちゃんは、僕のコレ、欲しい?」

僕はすぅちゃんに見せ付けるように勃起した性器を指差す。

すぅちゃんは、顔を真っ赤にしながらじっと僕の性器を見つめ…そして、そっと触れてきた。

「……欲しい。早く…オレのココに…とものおっきいの…挿れて…?」

「…もう、すぅちゃん可愛すぎ…じゃあ、まずは慣らすからね?」

僕はすぅちゃんの脚を大きく開かせると、ピンク色した秘部に指を二本入れグチュグチュと掻き回した。

「ひゃぅっ…!!と、も…あ、あ…っ!」

指だけでこんなに感じるなんて…すぅちゃんって意外と淫乱なのかな?

「気持ちいいの?すぅちゃん…もうこんなに先走りが溢れてるよ?」

僕はすぅちゃんの秘部に指を入れながら、すぅちゃんの性器にも刺激を与えた。

「あっあっ…!とも、あ、ぁ…もう…出そう…!あぁぁっ――ッ!」

すぅちゃんは前と後ろ両方からの刺激に堪え切れずに僕の手の中に精を放った。

「あ…先にイッちゃうなんてずるいなー。僕もイキたいんだけど…すぅちゃんの中に挿れてもいい?」

指は相変わらず秘部に入ったまま。イッたばかりのすぅちゃんの秘部は、ヒクヒクと収縮していて僕は思わず生唾を呑んだ。

「ああ…オレも、とものが欲しい…。」

その言葉に何も言えないくらい興奮して、僕はすぅちゃんの性器を扱きながら秘部に自分の性器を宛がい一気に貫いた。

「あぁっ…あ、んぁ…!とも、ともっ…!」

「すぅちゃん…!すぅちゃんっ…!」

すぅちゃんの中に僕のが入ってるってだけなのに、こんなにも心は満たされている。

愛してるって言ってくれた事、一生忘れないからね。

ずっと一緒に生きていこうね。

end.
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