初めての3
「綱吉くん。」
「えっ…わぁ!」
いきなり後ろから聞き覚えのある声に振り返ろうとした瞬間腕を引っ張られパフッと骸の腕の中に収まってしまった…
「この抱き心地最高ですね。」
ウットリした声が聞こえて俺はジタバタと暴れる。
「ツナ!今助けて…!!」
バシ‥ドテ…
ディーノさんが鞭を取り出し振り上げ、下ろすと顔面にクリティカルヒット!そして緩んだ鞭を踏みそのまま倒れてしまった。
ドンマイとしか言葉が浮かばない…
「じ、十代目!!」
「ツナ!!」
要約気ずいてくれた二人は名前を呼びながら走って僕の居る場所へと走って来てくれる。
「おやおや、気付かれてしまいましたか。」
ディーノさんがド派手に転んだら誰しもきずくに決まってんだろ!と心の中で突っ込みながら骸の腕の中で暴れていた。
「おいお前ら何しに此所に来たんだ?」
完全に戦闘モードになっている四人に雪ダルマの格好をしたリボーンが現われた。
「り、リボーン!!助けてくれ〜〜!」
骸に抱き付かれたままの状態なのでジタバタと暴れる事しか出来ない。
「部下に振り回されてどうすんだダメツナが。」
呆れた様に言うリボーン。
「ダメツナでいいから助けてよ!!」
とにかく此処から居なくなりたい俺はとにかくリボーンに助けを求める。
「…お前ら遊びをしねえか?」
「リボーン!?」
いきなり言い出した言葉の意味が分からなくて俺はリボーンを呼ぶ。
「遊びかい?」
「何をするんですか?」
乗り気らしい雲雀と骸。
「一人一時間でツナが滑れる様になれば今度の土日ツナを勝った奴の自由に出来るってどうだ?」
問い掛けるリボーンに四人はニヤリと顔を緩めていた。
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