馬鹿馬鹿しい



めんどくせぇが俺はナルトを守る為に強くなる。

だからナルト!

絶対火影になれよ。


その額宛に誓えよナルト

「バカバカしい。」
「銀麗(ぎんら)様?」

長く金色に輝く髪を持ち、禁忌とされる狐の面をした青年いきなり吐き出した言葉に近くにいたハタケカカシが青年の名を呼ぶ。

「気にするな、独り言だ。巻き物奪ったか?」
「はい。後は裏切り者を捕まえ」
「こいつの事だろ?」

ポイッと捕まえておいた人物をカカシの前に投げた。

「帰る。報告書は書いてやるからそいつを連れてけ。」
「はい。ですが明日も任務がある筈では?」

帰る気満々だった銀麗に聞いたカカシは銀麗にギロッと紅い瞳に睨まれた。

その瞳は鋭く、並の忍びは気絶するだろう。暗部でさえその場から動けなくなってしまうのだから。


「カカシ、無駄に人の事心配していると早死にするぞ。」
「で、ですが…」
「俺は“お前ら”みたいに弱くない。精神的にも肉体的にもな。」

カカシが言おうとした事を目で黙らせ、言い放ち風と共に消えた。

「銀麗…様」

残されたカカシと共にいた暗部達は銀麗の居た場所を唖然と見ていた。

「火影様、報告書です。」

フワリと火影元に舞い降りた銀麗はこの部屋の主に話しかける。

だが、

「ぐぅ…zzZ」

と言う寝息が聞こえ、銀麗はイラッし、次の瞬間には頑丈な結界を張り、チャクラを練り、螺旋丸を作っていた最中狸じじいこと火影が目を覚ました。

「!…な、ナルト!儂が悪かった!!落ち着いてくれ!!!」

後少しで完成する螺旋丸を見てギョッとした火影はかなり焦った。

実はこう言う事がこの間もあり、禁術を本当に火影に向けて放たれた事があったのだ。

「チッ…火影様、今は銀麗です。」

起きた事に舌打ちをし、螺旋丸を消し、火影に訂正をする。

ナルト、うずまきナルトは銀麗の表の姿の訳で今は違うと



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