色の世界について。

元々は1の世界という所に住んでいた学者・人間・ポケモ/ン。
1の世界で学者は主に兵器の実験ばかり繰り返していた。
それにより環境破壊や空気汚染が進行し、1の世界は滅亡の危機に陥る。

そんな時、1の世界にミュ.ウがテレポートしてきた。
ミュ.ウはパラレルワールドに自由に行き来出来る能力を持つ生命体であり、
また、その事を知っていた学者たちはミュ.ウを媒体にパラレルワールドに飛び、そこに1の世界の生き物たちを移住する事を考えるようになる。
ミュ.ウ自体は何処かにテレポートして1の世界から姿を消してしまったが、その際に学者たちはミュ.ウのまつげを入手。
それにより学者たちはミュ.ウツーを創造すると同時に、パラレルワールドである無の世界へ行く事に成功した。

1の世界から、無の世界へやってきた学者・人間・ポケモ/ン
その際にちょっとした事故でミュ.ウツーが学者たちから逃げ出してしまう。
しかし無の世界に実験設備を持たない学者たちは、設備が出来上がるまでを期限とし、わざとミュ.ウツーを泳がせる。
そして、ミュ.ウツーは逃げ出した先でミュ.ウと出会う。

無の世界は広いが、1の世界の生き物たちが住むには狭い。
更に、学者にとって実験をする上で人々の目は邪魔である事を理由に、新たにパラレルワールドを自分たちの手で作り出す事を計画する。
その為に、ミュ.ウの能力(=パラレルワールドをつくる)を微弱ではあるが受け継いでいるミュ.ウツーを利用することに。

ミュ.ウツーはミュ.ウの出来損ないで、感情を1つしか覚えられない。
ミュ.ウツーの学者に対する「怖い」という感情はミュ.ウと一緒に居る内に「楽しい」という感情へ上書きされてしまう。
その事によりミュ.ウツーは捕獲に来た学者たちの事を忘れていて、1人で居る時に簡単に捕まってしまう。
そして学者たちは自分たちの目的の為、捕らえたミュ.ウツーの体内にある機械を埋め込む。(機械=Z)
Zの役割は、ミュ.ウツーにたくさんの感情を覚えられるようにする事と感情を色として記憶する事である。

沢山の感情を覚えさせることでミュ.ウツーは完全体であるミュ.ウに近づき、受け継いだ微弱な能力を増幅していく。
しかし、ミュウツーの体は不完全なものであり、そこに膨大な力を収え込むには限界がある。
そして自分の身がもたない事を感じたミュ.ウツーは、己を探し彷徨うミュ.ウを避けるようになる。

結果、ミュ.ウツーの体とZが限界を超えた時にミュ.ウツーは爆発し、消滅してしまう。
その爆発に巻き込まれ何人かの人やポケモ/ンは死んだが、それが学者の所為だという真実を知るものはいない。

ミュ.ウツーが爆発することにより、限界まで膨れ上がった力が開放され色の世界が出来、
1の世界から来た生き物がそのそれぞれの色の世界へ、学者たちが無の世界へ住むようになる。

白の世界には生き残ったミュ.ウが閉じこもるようになり、
黒の世界には今もミュ.ウツーの黒い思いが残留思念となり閉じこもっている。


世界観