高尾君はぴば

会話文だけ。短い。





「夏目夏目、今日何の日か知ってる?」
「え……この間ポッキーの日終わったばっかでしょー……。11月……他になんかあったっけ」
「……」
「……?」
「……夏目のバカッ! もう知らないっ!」
「え、ちょ、ちょっと高尾? ……どうでもいいけど緑間君の後ろからちらちら見るのやめてくれない? なんか無性に腹立つんだけど」
「俺の誕生日だよ夏目のバカー!」
「え……、あ、そうだったの? ごめん、知らなかった。誕生日おめでとう」
「知らなかったんじゃなくて忘れてたの! 俺夏目の誕生日ん時自分の誕生日言ったの! お祝いするねって言ってくれたの! プレゼント、プレゼントは!?」
「……ない、かな……」
「(というか騒がしいのだよ)」
「ぷーれーぜーんーとーはー?」
「だからないって、」
「……」
「……」
「……」
「…………あぁもう分かったわよ! 帰りに買うわよ! 何がいいの」
「やだ。今、今ここで、俺に、誕生日のプレゼントを、渡さないと気が済まない」
「何でそんな読点多いの……。っていうか無理よそんなの」
「やだやだー今ー今がいいのー!」
「うるさいー! っていうかアンタプレゼントいっぱいもらってんじゃないの!」
「だから別に物はなんでもいいけど夏目の気持ちがこもったプレゼントがほしい! ほしい!」
「何で二回言ったのよ……。ったくもう、じゃあジュースあたしのおごり! これでいい?」
「わーい」
「買ってくるけど何がいいの」
「オレンジ」
「いつものやつね」
「(やっと普通に戻ったのだよ……)香坂、俺はおしるこ、」
「緑間君は自分で買ってきて」
「今日誕生日の俺の特権だもんねー。真ちゃん夏目行ってらー」


20141121

高尾君誕生日おめでとう!

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