■ プロローグ




高校一年春。


高校生活とは、大人になってから"一番の宝物"と言っても過言ではない!


そうよく言われるものなのだろうか?


まだまだ半分子供のわたし達には、

どれがどんだけ大切なのか?

かけがえのないものなのか?


分からない。


わたしの人生、哲也で始まって哲也で終わりたい。


ただそれだけ。


哲也以外はいらない。

哲也以外は信じない。

友達なんていらない。

上辺だけの関係なんて必要ない。


それでもわたし達は群れをつくって生活をする。


結局一人じゃ生きられない。


寂しい、つまらない、沢山の感情を一人で抱えられない弱い人間なんだ。


今日もわたしは哲也が好き。






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