2014立海アルバム発売記念


★GARURU!!!:ジャッカル桑原

「へぇ〜、ジャッカルがソロね〜。ま、いーんじゃね?
お前あんま歌ださねーし。え、初?なんだよ今までCD出してねぇの?
あ〜、だからフェスんときお前だけ幸村くんたちとの歌でやったのかよ。
ンだよ言えよ〜。俺なんてこの前アルバムも出しちゃったし。
てかライブやっからもちろん来るだろい?」
「ブン太…」
「ジャッカルの曲にしてはかっこいい歌じゃん。
でも何で俺がスローテンポの曲で、お前がかっこいい系なわけ?おかしくねぇ?
俺の曲にお前ゲスト出演してっけどさ。
というかお前の曲、ガルルって何?よくワカンネ。チーターとか、豹とか、そういうテーマなわけ?なに?サファリ?アフリカだけに??」
「いや、俺はブラジルだし、内容もジャッカル―」
「動物っポイ歌詞だろい。てかジャッカルって何?
キンイロジャッカル?ヨコスジジャッカル?
つーかお前ブラジルなのに、内容的にアフリカじゃん。
ブラジルならなんとかジーニョとかなんとかニーニョとかそういうんじゃねぇの?」
「名前関係ねーだろ。つーかブン太、聞けよ!それに、アフリカも関係無―」

―ひとしきりジャッカルのソロ曲をあーだこーだ批評して去っていった丸井くんでした。



★Not ended yet:柳蓮二

「柳にしちゃあスピーディで明るくて、ノリやすい曲だな」
「ふっ…可能性がまた広がった、ということか」
「歌詞は柳らしいけど」
「そこはキャラクターソングなので、枠をはみ出しはしないだろう」
「そうだな。詞まで柳の雰囲気と違うものだと、誰の曲だかわかんねぇだろうし」
「ほう、俺の雰囲気とは?」
「え?いや、ほら、あるじゃねぇか。こんなアップテンポな曲、ノリノリで歌わないだろ」
「『ノリノリ』か。なるほど」 
「あ、『ノリのいい歌』に訂正してくれ」
「どちらもさして変わらないが」
「…ブン太と赤也にバカにされんだよ。死語だの古いだの」
「丸井の挨拶も同じようなものだろう」
「ああ『シクヨロ』な。けど、アレももう10年以上使ってっから、ブン太とセットみたいなモン」
「口癖というやつだな」
「はは…」
「桑原の曲も意外な歌だったのではないか?」
「あぁ、GARURU?そうだな、てっきりネタソングかと思ってたけど、ちゃんとした曲だった」
「今回、立海は割と全員がそうだな」
「ブン太だけがああいう歌か…まぁ、アイツはアルバムも出したし」
「丸井の歌は、お前とのことを歌っているD2の曲だろう?」
「何べん『ジャッカルが』っつってんだかな、アイツも」
「それもある意味、丸井の口癖」
「…はぁ、ったく」

―つい先日も家庭科クラブの子に貰ったパウンドケーキを丸井にブン取られたことを思い出すジャッカルであった。
(『ジャッカルのものは俺のもの、俺のものも俺のもの by 3-B丸井・ジャイ○ン・ブン太)



★アデューと言わないで:柳生比呂士

「柳生らしいといえば柳生らしい曲、か」
「そうでしょうか?夏のアルバムなのに卒業の歌で、少し気になりますが」
「季節感のあるアルバムというわけではないので、その点は問題ないだろう」
「柳くんがそう言うなら安心ですね」
「ライブで盛り上がる曲でくる可能性もあったが、こうきたか」
「私はどちらでも良いのですが、中の人が作詞ですから」
「歌声響き渡るようにしたのだろう」
「そうでしょうね。そういえば柳くんの曲はコンサートで盛り上がりそうなテンポの良い歌ですね」
「今回の立海アルバムの中で、一番王道なポップス曲だな」
「各ソロ曲、それぞれのキャラクターを表現している歌詞ですし」
「そこを言うと柳生の曲はキャラクターを連想し難いかもしれないな」
「…そういえばそうですね」
「けれどあの類の詩を歌うとなれば立海では柳生だけだろう。なので『らしい』といえばらしいかもしれない」
「そういっていただけると助かります」

―ラジプリで『アデュー』の意味を語り、このタイトルを解説していた中の人(津田さん)を思い出しました。



★EMPEROR OF FRAME:真田弦一郎

「曲名も歌詞も、まさに真田くんを表す曲ですね」
「出来には満足している」
「技名まで入っているのですから」
「む?風林火陰山雷か」
「ええ。他にも『完膚なきまで』や『限界なんてはじめからない』」
「それは俺だけではなく、我が立海全員にいえることだろう」
「そうですね、立海『鉄の掟』、ですか」
「『負けは許さん』というのも当然だが、完膚なきまでに叩き潰すことが立海が立海たる証」
「はい。ところで私たちは同じクラスなわけですが」
「なんだ急に」
「先日の家庭科実習、何か違和感やおかしなところはありませんでしたか?」
「何を言う、同じ班だっただろう。いつも通りに問題なく終えたはずだが」
「実は私、家庭科の時間は保健室にいたんです」
「…何?」
「気分が少し優れず休み時間に保健室のお世話になりましてね」
「家庭科室にいただろう……っ、まさか!」
「ええ。ちょうど保健室でバッタリ会いまして。ベッドで休むよう強く言われて、先生へ伝えてくれるというので甘えてしまったのですが、まさかあのようなことをするとは」
「その間、3-Bの授業は―」
「保健室で休んでいたのは『仁王くん』ということになっていました」
「馬鹿者!何をやっとるか、仁王!!柳生も、何故止めんのだ!?」
「てっきり家庭科の先生へ言ってくれていると思っていたのですが、保健室を出るときに利用者ノートを見たら私の名ではなく『3-B仁王雅治』と記入されてましてね。そこで把握したのです」
「…まったく、アイツは何を考えとるんだ」
「真田くんにはバレていると思ってたのですが、まさか今の今まで気づいていなかったとは…クラスメートとしていささかショックですね」
「くっ…」

―仁王くんの柳生くんイリュージョンは、幸村くん、柳くんはすぐに見破るものの真田くんはまだまだだそうです。



★Awakening Soul:仁王雅治

「仁王!!なにゆえ授業中に柳生に成りすますなどと!」
「ほ〜、やっと気づいたんか。一緒の班で作業しちゅうにまったく気づかんで。いや、気づかんかったヤツが今になってわかるはずがない……やぎゅーめ、バラしたか」
「何が『バラしたか』だ、馬鹿者!」
「…っ、耳元で怒鳴りなさんな。真田の声は脳天まで響くぜよ」
「だいたい、実際に保健室を利用したのは柳生だというのにお前の名で手続きをとったら記録偽証になるではないか」
「そんなに硬く考えんでも。ほんのお茶目な悪戯じゃけん」
「何がお茶目なイタズラだたわけがッ!!」
「痛ッ、暴力反対」
「どの口そろえて言っている!風紀委員の俺の前でよくもぬけぬけと」
「柳生が」
「む?」
「具合悪そうにしてたんに、授業出る言うて聞かんかった。ちょっとでも休ませたかったから―」
「…それとお前が柳生に変装して出ることに何の関連があるというのだ」
「アイツは皆勤賞狙っとるけん。俺はサボることもあるし、別に1時間いなくでもたいした問題じゃなか」
「問題だろうが馬鹿者!」
「いつも柳生には世話になっとるけぇ、少しでもアイツのためになることをしたかった」
「……お前が授業に出ないほうが柳生は気にするのではないか?」
「柳生はアレで割とドライ。俺がサボっても小言はともかく、本人さほど気にはせんよ」
「気にしないのなら何故柳生に入れ替わりを伝えず、無断でやっている?」
「俺のサボりを気にせんと言っても、何を言われても俺が態度を変えんから諦めて放置してるだけじゃけぇ。
それでもアイツに言ったら反対するに決まっとるじゃろ。だから柳生の皆勤賞のために―」
「む。そうか。いや、しかし……ん?ちょっと待て。仁王。お前、普段どれだけ授業をサボっている?」
「それほどでもない」
「柳生が匙を投げるほどだと?」
「柳生のスタンスは『自業自得』じゃけぇ、注意はするが後追いはせん」
「お前、柳生を何だと思っている」
「アイツは確実にS」
「えす?えすとは何だ」
「幸村といつも一緒なことを考えると……真田はMで、相性バッチリか。柳生ともクラスメートでやれているっちゅうことで」
「えむ?何を言っているのだ、先ほどから」
「相性の話」
「…よくわからんが、幸村と柳生が『えす』で俺が『えむ』で、『えすとえむ』が合うということなのか?
となると、柳生とパートナーを組んでいるお前は『えむ』ということになるのか?」
「誰がMっ……お〜怖こわ。下手なことを言うもんやないのぅ」

―少し後ろでやり取りを聞いていた柳生くんは『あなたたち、一体何の話をしているんですか…』とあきれ果てたそうな。
ちなみに上の会話は全て仁王くんが適当に言っているだけで、柳生くんはドライでも突き放し型でも何でもなく、友達思いで思慮深い方なのですよ…なんちゃって(皆勤賞も狙ってませんし)。
…って、仁王くんのソロのこと、何も話さなかったこの二人でした。



★真夏の雨:幸村精市

「仁王のソロ曲について、真田と何も話してないじゃないか」
「真田がおかしなこと言うけん、話す暇が無かった」
「じゃあここで話すかい?」
「ここはお前さんのソロ曲について語る番やけぇ、俺の曲のことはいらん」
「(無視)今までの仁王のソロ曲と通じるものがある気がするな」
「(無視かい…)そうか?」
「歌詞は基本的に各キャラクターのことを書いてくれていると思うけど、曲調が、さ」
「あぁ、ちょっとメテオドライブっぽいかもしれん」
「このメンツの中でこのメロディ歌うなら、やはり仁王だろ」
「俺が『シクヨロ』なんて歌ってたらおかしいじゃろ」
「『実力みせてやる、柳生が〜(アデュー)』ってね。それはそれで面白いけど」
「……勘弁してくれ」
「ふふふ…蓮二の曲でもいいけど。明るくテンポいいポップスをね」
「俺のことはもうええから、今回はお前の番言うとるじゃろ」
「はいはい」
「で、幸村のソロは『真夏の雨』っちゅうワケで」
「俺らしい曲だろ?」
「はぁ?」
「『何も出来ない身体、振り出した雨に打たれて眠るだけ』」
「……」
「入院中思い出すよね」
「…ノーコメントで」
「『このまま、ひとりきり、さよなら』なんてさ」
「……もう退院して病気は治った」
「通院は続けてるし、正直本調子じゃないから今後も注意が必要ではあるけど」
「!こ、今後??お前っ、な、治ったんじゃなか?!」
「あはは、治ったよ。危ないところは超えた。けど、入院前の万全だった頃に比べるとね。調子を見ながら完全復帰に向けて努力はしているつもりだ」
「何で今までそれ言わんかった!?」
「医者から止められているわけじゃないからね。身体は良くなっている。後は、俺の心の問題」
「こころ…?」
「無意識にセーブがかかってしまう時がある。どうしても倒れた瞬間のことを思い出してしまって……弱い、俺の心が動こうとする意識を抑えてしまうのかな」
「幸村…」

―心底心配そうな仁王くんに弱音を吐きながら、心の中で舌をペロっと出しつつ面白がっているのかどうなのか。
『仁王って何だかんだ可愛いよね』なんて笑うものだから、仁王くんは顔を真っ赤にしちゃった模様。
『というかあの歌詞は俺というよりも、相手の心情を歌ってると思わないかい?』
『は?』
『五感を奪われた、相手の…ね』
『じゃ、じゃあ、あの「何もできない身体」て―』
『ほら、真田とか。俺と対戦したときの………なーんてね』
『こ、こんな話題でからかうなんて、酷…っ…幸村のアホ!!やぎゅう〜!!』パートナーの元へ走って逃げて、誰だお前状態に。
仁王くんは友達思いで可愛い少年なのです。



★Aggressor's High:切原赤也

「仁王先輩、どうしたんスか?なんか、すんげぇ慌てて走ってった」
「ふふっ…何でもないよ。愛されてるなぁ、俺」
「はぇ?部長、何言って―」
「さて、赤也のソロ曲についてだけど」
「は、はぁ」
「ま、いーんじゃない?」
「え?あ、はい。俺のソロ曲っスか?かっこいい歌でしょ?気に入ってるんス」
「『アンタを潰し頂点に立ってやらぁ』ね」
「今年こそ三強ぶっ倒して、俺が立海の一番になる!!」
「へぇ。やる気だねー、赤也」
「もちろんっス!!」
「けど、その前に倒さないといけない先輩たちがいるんじゃないのかい?」
「へ?」
「真田や蓮二を目指すのはいいが、その前に仁王や丸井、柳生、そしてジャッカルもいるだろう」
「うっ……ジャッカル先輩は、問題ないっス」
「そうかい?結局持久戦に持ち込まれてジャッカルのスタミナには勝てないのがいつものパターン」
「そ、そんなことっ!勝つときもあるし。丸井先輩にだって!」
「サーブ&ダッシュで前につめられたらほぼ100%、丸井を抜けてないようだけど」
「ぐっ……けど、俺のサービスゲームは!」
「一度丸井にナックルサーブあてて、酷い目にあってなかったっけ?」
「……あの人、暴れすぎっスよ。それで勝負中断してこっちのコートに乗り込んできてボッコボコにされたし」
「柳生は蓮二ばりにコース予測するから、赤也は中々ポイント取れないね」
「…データテニスは苦手なんス。それに、柳生先輩はコントロールすげぇし」
「柳生に際どいプレーしたら、仁王がうるさいし?」
「本っっっ当、仁王先輩はタチ悪い!部活だけならまだしも、校内で騙したり引っ掛けるから極力怒らせたくねぇ」
「そんな仁王にも、中々テニスでは勝てないよねぇ」
「俺の苦手なプレーばっかりしてくっから」
「赤也の苦手選手の克服につきあってあげてるんじゃない?」
「違いますよ。真田副部長のイリュージョンお願いしたのに、柳先輩でデータテニスやるし!」
「へぇ。まぁ、どっちでも勝てばいいんだし」
「くっ……まぁ、そうっスよ。どんなプレーでも勝てばいいんだ」
「それで仁王にナックルあてたら、それはそれで凄そうだけどね」
「あの人、俺のナックル通用しないし。渾身のサーブ打っても軽々打ち返されて…」
「まぁ、この年の1年の差は大きいからね。ひとまず仁王や丸井、柳生らに勝てないと真田、蓮二には追いつけないよ」
「……わかってます。そんで、真田副部長と柳先輩に勝てないと、部長には追いつかないんでしょ?」
「そうとも言う」
「ちぇっ」

―幸村部長のエースいじりは今日も絶好調!きっと可愛くて仕方ないのですね。



★4+9+4+6:丸井ブン太

「丸井先輩、勝負!」
「あん?なんだよ急に」
「今日こそ試合してもらいますよ!コート入ってください」
「ヤだよ。今、俺のソロ曲の感想言うコーナーだし」
「ジャッカル先輩との歌っしょ?感想終わりっス!」
「ゴルァ」
「痛っ!!なんで殴るんスか!痛ぇーし!」
「俺のソロ曲を『ジャッカル』の一言で済ませた罰だ」
「本当のことっしょ!?いっぱい食って、ジャッカル先輩に払わせて、事件起こしてジャッカル先輩に片付けてもらうんでしょ!」
「人聞き悪いこと言ってんじゃねーよ。何が『事件』だ」
「そういう歌でしょーが!」
「ちゃんと歌詞隅々まで見ろい。『ほんとに大事なことは周りの分までやる』っての」
「はいはい、わかりましたから勝負っス」
「あん?テニス?」
「そーっス!」
「別にお前と試合やんのはいいけど、俺、ここ一年、試合は殆どダブルス中心。お前、誰かと組むのかよ」
「シングルスに決まってるっしょ」
「へぇ。何で俺?シングルスなら真田でいーじゃんか。いつも挑んでっだろ」
「一歩ずつ階段登ることにしたんス。最終的に部長倒すとして、その手前が真田副部長と柳先輩」
「で、その前が俺―」
「んで仁王先輩と柳生先輩がいて、その前にジャッカル先輩。で、丸井先輩」
「てめぇ、俺が一番最初だと!?そこはジャッカルだろうが!」
「痛っ!!蹴るなー!!まじ凶暴っスよ、丸井先輩…」
「おら、コート入れ。根性叩きなおして、目を覚まさせてやらぁ」
「…へっ、上等!のぞむところっス」
「特別にサーブやるよ。俺、こっち側な」
「へえ〜。じゃ、俺のサーブからで。磨きかけたナックル、受けてくださいよ」
「お前のサーブなんてせーんぶ返してやるよ。こっち側のコートじゃ負けねぇんでな」
「?面なんてどっちでもいーじゃん」
「おら、とっとと打て!」
「わーったっス。いきますよっ」
「おっしゃあ、きやがれ!!」

―『負けない』と自信満々な丸井に感じた疑問は、数秒後コートに響き渡った『丸井くん、がんばれーっ!!』で打ち消された。
丸井側コートのフェンス越しには、見慣れたふわふわ金髪と眩しい笑顔、赤い髪の先輩に無限大のパワーを与える声援。
『げっ…芥川サン。あの人が観に来てるときって…』
そう。慈郎くんが見に来る日の丸井くんは、いつにも増して絶好調なのです。



★Destination:立海ALL STARS

「丸井くん、おつかれさまー!」
「ジロくん、おまたせ」
「さっすが丸井くんだし〜、かっちょよかったよ」
「ったりめぇだろい。まだ赤也に負けるわけにはいかねーんでな」
「うん!丸井くんがイッチバン」
(テニスもジロくんも、譲るわけにはいかねぇ。100年早いんだよ、赤也!)
「ねー、これからどうする?どこ遊びにいこっか?」
(なぁにが『芥川サン、まだ丸井先輩のモンじゃないっスよね?』だ、あんにゃろう)
「丸井くん?」
(ジロくんは俺のだっつーに、アイツは周りが見えてねぇな)
「おーい、……聞いてない」
(コイツが俺しか見てねぇの、わかるだろーが。どこに目、ついてんだアイツは)
「まるいくーん?……ダメだなぁ。あ、そうそう、曲の感想いわなきゃ」
(しっかし赤也のヤロウ、最近ジロくんにメールしてるみたいだしな。ちょっと目をはなしたスキに…)
「立海の全員曲は〜、かっちょいい歌だよね。氷帝といい勝負かな」
(やっぱもう一試合やって、ボッコボコにするべきだったか?先輩の威厳をー)
「……もう、どうしたのさ。全っっっ然、聞いてないし。丸井く〜ん?」

―試合で心理戦を仕掛け、うまく弱点をつき切原から難なく勝利した丸井でしたが、後輩の最近の言動にひっかかる模様。
親友の座も、恋人の座も渡さないと誓う丸井くん。
(『恋人』は将来の予定、だそうですが)
…って、全然曲の感想を語ってない二人なのでした。



<ワテクシの個人的各曲感想>

01 - Agressor's High by 切原赤也

ギターストリングスでジャカジャカ系ってところが赤也らしい印象。
森久保兄さんの声はこういう曲が特に映えるというか、はまるのかな?
立海の担当声優さんたちの中ではベテランの部類なのに、赤也だから一番下っ端なところがいい。
アルバムも名前が一番下に書かれていて、なんだか安定の位置でほっこりします。
最強の先輩たちに囲まれ過酷な環境の中でトップを目指して奮闘するけど、先輩たちのことを大好きな赤也くん。
赤也、やっぱり好きだなー。かわいいなー。
森久保の祥ちゃんといえばご結婚おめでとうございますー♪
ヤホーでトップニュースに出ててびっくりしました。
離○ネタが出ていたのがつい先日のような感覚でしたが、いつの間に月日が経っていたのですネ。
(梶さんと寺島さんとの番組……何でしたっけ、ドルバラ?それでいじられていた記憶が)

切ジロは、赤也がひたすらジローさんを好き!というパターンが好き。
ぐいぐいこられて困るジローちゃんだけど、最終的に押し切られて頷いちゃう。
一度もわき道にそれずジローさん一筋で突っ走る。そんな赤也の純情で素直でぶれない積極性が実を結ぶのです。
その『一直線』にごまかしがきかず、赤也を受け入れるんですね。
アホなので考えずに突き進み、ジローちゃんがヤレヤレとさりげなくサポートしていくカップル。
ジローちゃんはキレイな隣のお姉さん的な、頭良くてデキる人だけど笑顔がチャーミングな可愛い人。

『いいじゃんお願いっ!もう一週間もシテないんスよ?俺もう限界…、ジローさん不足っス。ね、ね?無理させないし、ちゃんと朝起こすし、足腰立たなくなるまでなんてもうしませんから!』
『(俺ももうオトナだから起きれないなんて無いけど。OKしなきゃおさまりそうにないなぁ…ま、いっか)一回だけ、だからね?』

そんな二人。



02 - 4+9+4+6 by 丸井ブン太

最初ラジプリで聴いたときは、正直『う〜ん』という感想だったのですが、聴いているうちに好きになってきた曲。
要所要所入ってくるジャッカルがいい味を出してますね。
丸井くんのあらゆる曲はブンジロソングだろい!
と言いたいのですが、この曲は立海ダブルスの歌、としてしっくりきます。

歌詞カードの丸井くんよりも、表紙の丸井くんのほうが状態よろしい。
グリーンアップルガムをふくらませてる丸井くんは大変可愛い。寄り添う3-Bがいい感じですね!
かわゆし。
しっかし最近はブン太押しですなぁ。ブン太アルバム、ライブ、新テでの試合、さらにW杯選抜も選ばれました。
そうか。ブンジロを強化せよということなのか >え。

ブンジロは色々なパターンが好き。
ワテクシのブンジロは、相思相愛で丸井くんがアホなことが多いですが。
オレサマで自信家な丸井くんがジロくんにデッロデロになりながらも強がりを言ったり、あれこれ世話やいたり、不器用に空回りしたり、純真なジロくんに手を出せなかったり。
そんな高校生シチュエーションも好きだけど、わがまま放題な丸井くんを軽くあしらうジロくん、という大学生バージョン(or成人)も好き
(ブンジロおバカ会話分的なものですネ)
書いたことないですが、丸井くんが酷い人なパターンも大好物です。
ジロくんを振り回して暴言吐いて好き勝手に扱って泣かし、ジロくんが離れていってようやく気づき酷く後悔する流れ。
あー、そういうの書きたいなー。けどそういう話(丸井くん酷い男)を他所様で読むからか『なんだ丸井コノヤロウ!』とウチではひたすらジロくんに尽くさせている気が。>え。
けど逆の、ジロくんが酷い男バージョンは書けないの。
ジロくんが酷い男としてふるまえるカプだと―、誰だろう。
振り回されて虐げられてもめげずに愛情を注ぎ、ジロくんを一途に想う男。
………うん、跡部くんですかね。
ジロくんも跡部くんだから、好き勝手ふるまえて酷いことも傷つけることもできる。
けどどんなに傷つけても跡部は目を逸らさないのでジロくんが耐えられず逃げる。跡部が追う。最終的に跡部の執念が勝ち、つかまる。

『好きなだけ逃げろよ。地の果てまで追いかけてやる。お前の居場所は俺の隣だ』
『バカ、跡部っ…』

そんな跡ジロ。

…あれ?
ブンジロの話だったのに。
これが丸井くんだと、そうですね〜

ジロくんにボッコボコに振り回されて酷い態度でフラれて、めちゃめちゃ傷つきます。
自信も粉々になり、弱弱しくなってしまう。けどジロくんを好きな気持ちは消えない。
周りに助けられ自信家で強気な丸井くんに戻っていき、ふっきれた彼はジロくんのキツイ態度もなんのその。

『何でそんなっ…全部許すんだよ!キライだって言ってる!もう、来ないでよっ…』
『いくらでも傷つけろよ、傷つかねぇから。何度でも言ってやるよ―お前が好きだ』

そんなブンジロ。

―何の話をしとるんや



03 - GARURU!!! by ジャッカル桑原

ジャッカルの歌?(動物のほう)
数少ないジャッカルのうた。海志漢の浪漫爛漫は好き。
唯一無二、絶対的に、いつでも丸井くんの味方。
時に丸井くんをいさめ、時に励まし、そしてかばうのです。
小学校からの仲の、親友なのです。

『悪ィな、ブン太が。けど、アイツも素直になれてねぇだけなんだ。わかってやってくれ』
『うん…大丈夫。ジャッカルもごめんね?いっつもこんなケンカの仲裁ばっかりで』

こんな二人。



04 - Not ended yet by 柳蓮二

最初に立海アルバム聴いたときに、耳に残った曲です。
スピーディでテンポよくて、参謀が歌うのがちょっと予想外な曲調。しかしよく合っています。
Not ended yet の言い方がすき。

歌詞は乾くんと柳くんの幼馴染な絆、ということにして。

柳くんとジロくんだとどうでしょう。
基本的には丸井、仁王、切原が相手時のサブ的な要員ですが。
彼らによきアドバイスをあげる参謀ですかネ。
けど柳×芥川というのも構想には無いけど書けないこともない。
始終参謀がコントロールして芥川くんを追い込んでいくのです。
最後の最後で芥川くんの計算できない天然な行動にさすがの柳くんも完敗。
そんな二人も良いですが、好みのタイプが『計算高い子』という参謀なので、小悪魔ジロちゃんも可。
のらりくらりかわして逃げて、そんな芥川くんを楽しそうに追い詰める柳くん。

『チェックメイト。そろそろ落ち着いたらどうだ?俺以外にお前を扱える男なんていないからな』
『どっからその自信が来るんだか……柳の腕の中におさまれって?冗談デショ』

そんな柳ジロ。
うん、楽しいかもしれない。



05 - アデューと言わないで by 柳生比呂士

このアルバムのテイストの中では異色?
紳士というか津田さんカラーがふんだんに出ているような。
この曲を大きな会場でうたうと、声が響いて迫力あるんでしょうね〜
ラジプリで『アデュー』について意味を語っていた気が。

丸井におけるジャッカルのように、柳生くんは仁王くんを見守る人。
けれどジャッカルのように大らかな心で―というよりも、ちゃんとやらないと仁王くんを叱る厳しい人。
仁王くんは柳生くんに見放されたくないので頑張る。
どんなに仁王くんが間違った方向へ行こうとしても柳生くんが正しい道に導きます。
突き放しても底辺では最低限のフォローを行う紳士。だって仁王くんの唯一の親友で、そんな彼を可愛く感じているので。
芥川くんとの関係は『親友・仁王くんの好きな人』で、仁王くんが素になって無条件に甘えられる唯一の人だと思っている。
ゆえに仁王くんのことで、時に厳しいことを芥川くんに言う。
でもそれ以上に『仁王くんがいつもすみません』と芥川くんを気遣う人。

『仁王くんはめったに弱音も吐かず顔色も変えないのですが、貴方の前だと別人ですね』
『変わりすぎだC……でも、柳生に対してのほうが、素直だよ。仁王、柳生のこと大好きだもん』

そんな二人。
え、柳生ジロ?いやいや、書けませんな。

―あ……夢オチとはいえ、書きましたか…一度…プリガムレッド部屋『至上最大の恐怖―仁王編』で



06 - Awakening Soul by 仁王雅治

音楽が仁王くんらしい曲だなーという感想。
ますん安定の歌声。表紙のイラストよりは、歌詞カードのイラストのほうが状態いい、かな?
表紙で丸井くんと隣り合っているカットが可愛い感じ。
この二人、身長は違うけど体重一緒ですよね…確か。
(ワテクシは新テ10.5巻の丸井くんの体重は誤植だということにしておりますゆえ)
たとえ最初の公式ファンブックの62キロが誤植だったとしても、もうブン太くんはぽっちゃりだと周知認識されていますので、そこは変えないでいただきたい!
ペアプリだって、『お菓子の詰まったお腹』言うてますし、テニスファンブックで幸村くんにからかわれているくらいですから。
最初は誤植だとしても、もうアレが丸井くんの体重なのです!
ジロくんと10キロ近く差があるのです!
今更53キロだなんて、やめてくれよう。

となると171センチで52キロな菊丸くんは、だいぶ軽いですね。。。
というか青学は皆軽いなー。タカさんなんてもっとありそうなのに。
いや、リョマさんが重いのか。151センチなのに、ジローくんより重いだと…?
ジロくんは160センチ、49キロですね。女子…!

仁王×芥川だと、ドライで殺伐としたような、探り合いのような、そんな雰囲気が似合いそうな二人ですが。
それも好きだけど、ワテクシは可愛いカップルな仁王×芥川が好き。
仁王くんはオトナっぽく見せかけてシャイで年相応、小器用で最後の一押しが足りない少年。
柳生くんに『シャキっとしなさい!男でしょう?』とカツをいれられ奮起し、慈郎くんをゲットです。
慈郎くんと二人っきりだとデレッデレに甘える男。尽くす男・仁王雅治。

『ほれ、スペースあけんしゃい。俺が寝れない。今日は一緒に寝る日ナリ』
『も〜あっち行けよ〜。何が「今日は」だよ…いいかげん自分のベッドで寝てよ。せーまーい』

抱きしめて寝るのは譲れないらしい仁王くんと、ベッドに入ってくる彼を眉寄せながら蹴る芥川くん。そんなほのぼのカップル。



07 - EMPEROR OF FRAME by 真田弦一郎

真田くんのソロ曲は、割と好き(他の曲も)。
歌詞が弦一郎っぽいのはキャラソンなので無論ですが、音楽が似合ってるなーと。

真田弦一郎とは、いつでも中立な立海のお父さん。正義の味方、いじられ役。幸村くんの安定剤。いや、お母さん?
(幸村くんはお父さんですものね)

見学にきた芥川くんにいい所を見せようと妙技連発すれば『丸井、真面目にやらんかー!!』と怒鳴る。
押しても押しても報われず、駆け引きってどうすれば?と悩む赤也に『男が引いてどうする。まっすぐ進まんかー!』とカツを入れる(猪突猛進ゆえ)
仁王くんには毎回いいように騙されちゃう。
そんなプリガムレッド×芥川くんに対する真田くんです。

『芥川。お前は結局、どうする?丸井か仁王、赤也。とっとと決めてやれ』
『真田がそんなこと言うなんて、びっくり……けど、まぁ、そうだよね……』

そんなお父さん(お母さん?)



08 - 真夏の雨 by 幸村精市

安定のさちんさん作詞。
最後に転調していくメロディ、『このまま』のところが好きかなー。
イラストは表紙がかっこいいですね!
幸村くんのバランスが一番大きくて、立海の長というカンジです。
彼の曲はメロディラインがかっこいいですね。
ロンググッドバイが好き。さちんさんの高い声がきれい。
シャウトする声質ではないけど、ハードなロックもサラっと歌えそう。

幸村君像とは。
真面目で高潔、でも頭でっかちではなく冗談も通じるけど不正やズルは許さない人。
かといって融通がきかないわけではなく適度に柔軟性もあり、圧倒的に強いためカリスマ性溢れ慕われる絶対的な強者な立海部長。
堅物な副部長、お茶目なところもある参謀、そしてノリの良さもあったりする部長。
立海三強はバランスのよいトリオ。
立海大付属一モテる人で、文武両道、ガーデニングや絵画鑑賞が趣味な育ちのいい美少年。
人の個性はそれぞれ、千差万別と思っているので差別や区別せず皆平等に接するけど、感性の豊かな人は刺激を貰えるから、と芸術の才能溢れる芥川くんのようなタイプと話すのは好き。
(予想外の答えを返されるので面白いらしい)

魔王サマ的に描かれる幸村くんも面白くて好きですが、ワテクシのサイトでの幸村くんは優しくて大きな心、妥協を許さない厳しく強い人。だけどフォローもちゃんとする。
厳しく徹しきれないところもあったりする年相応さも見せる。
しかし普段は面白がってチャチャいれることもあったりする可愛い人。
で、書いていきたい。

幸村×芥川?
うん、いけますね…!! >え。

真っ直ぐ生きてきた幸村くんが同性に恋をして戸惑い、迷い、葛藤。
大病を経て、皆のサポートに感謝してもしきれないと常に胸にとめて、親を悲しませてはいけないと気持ちを封印するけど、彼を目の前にしたら理性が働かない。
家族・友達想いで優しく、常に完璧な精市くん。けど、いざ好きな人を前にすると不器用で純粋で、ひたすら迷う。
そんな精市くんの高い壁をヒョイっとくぐってきて、懐に入り込んでくる芥川くん。
色々なしがらみにとらわれていた幸村くんは、常識が通用しない自由人に一枚ずつ壁をとりはらわれて、最後には笑ってハッピーエンド。

『君には負けたよ。どうやら俺は、思っていた以上に君が好きみたいだ』
『えへへ、やったねー!けど、オレだって幸村くん大好きだC〜!』

そんな二人。
(あ……このパターン、不二くんでもいいですネ…!)



09 - Destination by 立海オールスターズ

フェスのときと同じパートで歌ってるのかな?
(氷帝、四天、比嘉の全員曲は結構聴きこんだんですが、立海はどうだったかな)
立海の校歌といえばレーザービームが完璧すぎたので、やはりあっちの方が全員曲として好き。

グループで歌っている曲ですと、ヤング漢のデビュー曲・業火絢爛がかっこいいなー。
まっすんの『目的は何?紳士なり?NO!勝つためにこだわりは捨てるべき』の高い声が好き。
仁王くんの歌う高音パートはキレイで、うまいですね。
森久保兄さんの『努力×才能=常勝 あ?』、直さんの『勇気×信頼=完勝 あ?』
ここも好き!
パートもバランスいいな〜と。
『天才的に?飾るべき?NO!勝つために自惚れは捨てるべき』ここが紳士が歌ってるところとか(仁王くんと柳生くんで、このメロディラインを歌っているので)

最後の『泣き言を言うのは EASY』ここのまっすんの声がとてもよい。


―何でヤング漢の話になっとるんや



立海アルバムは各曲が『キャラクター』に適した歌詞、という印象。
表紙で一番かっこいいのは幸村くん。可愛いのは歌詞カードの赤也。って、あんなに髪ううねしてましたっけ?
サインが面白いのはまっすん。字が可愛いのは直さん。丸文字…?

今のところの一番好きな歌は参謀。
時点で赤也かなー




2014.8.13


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