夕飯を食べにいきます>ブンジロ&切原でお届け♪


〜公演終了後、神保町に戻りお茶でも飲もうか…どこもいっぱいだな〜
適当に本屋よって、お茶して、さらに移動です〜


「いやぁ、楽しかったなー!」

「まじまじ、皆すっげぇね〜!」

「来年はジロくんも出ろよな」

「オレも歌いたいっ!!」

「ジロくん、すっげぇ歌上手いしさ」

「うえださん、歌うまいもんねぇ」

「もっと歌出していいのにな〜」

「オレが漫画もアニメもあんまでないから、しょーがないんだC…」

「新テニスは結構出てたじゃん」

「丸井くんの抱き合わせみたいな感じでね」

「そだっけ」

「丸井くんありきだもん」

「ペアプリも俺とお前じゃん」

「それこそ丸井くんとセットでしょ。オレ、自分がピックアップされてびっくりだC」

「俺もまさかジロくんとだとは思わなかったけどな〜」

「跡部なんて喜んじゃって、10部以上購入してたよ」

「…相変わらずの親ばかっぷりだな」

「えへへ。でも、丸井くんと一緒で嬉しい」

「まぁ、ブンジロだしな」

「うん。ブンジロだしね」

「同じ部屋だしな」

「えへへ、ちょー嬉しかったC」

「向日がちょっと邪魔だったけど」

「えぇ〜?そんなことねぇし〜。岳人は大事なトモダチだもん」

「…ジャマ」

「う?」

「ジロくんと二人っきりになれない」

「まるいくん…」

「ずーっとハードな練習なんだから、夜、せめて部屋で寝るときくらいはイチャイチャしてーじゃん」

「…合宿中なんだC」

「お前が同じベッドで寝てンだ!ムラムラすんなっつーほうがムリだ!」

「二段ベッドの上と下でしょ?」

「一緒だ!吐息が聞こえんだぞ?!」

「…えへへ。一緒のベッドで寝たね」

「向日に怒られたけどな」

「だって、トイレから戻ったら間違っちゃったんだもん」

「ジロくんが急に入ってきたからびっくりしたけどな」

「驚かせちゃってごめんね?」

「嬉しかったからオッケー。どんどん潜り込んでこい」

「岳人に怒られるし、次の日跡部にも怒られたから、もうダメ〜」

「えぇ〜何でだよ。黙ってればバレないって」

「岳人にバレるもん」

「向日、忍足んとこ行かねぇかな」

「忍足4人部屋だからムリだC」

「ちぇ」

「合宿終わったら、ね?」

「…おう」





「…あんたら、いい加減にしてくださいよ」



「赤也?」「切原?」






「往来で恥ずかしげもなくイチャイチャしすぎだっつーの」

「おまえ、何してんだ」

「はー?!公演終わって、飯食いにいくからついてこいっつったの、丸井先輩でしょーが!」

「そうだったっけ」

「奢ってくれるって言ったじゃないッスか!!」

「何で俺がお前に奢るんだ」

「はー!?今日頑張ったから、先輩から後輩にーって武道館で言ってたッス!!」

「…ジロくん。俺、そんなこと言ってた?」

「オレ、客席で見てたから舞台裏はわかんない」

「……」

「言ってたッス。ジャッカル先輩も、柳生先輩も、みんな聞いてたし」

「…しゃーねぇなぁ」





「よし、ジロ君、肉食いにいくぞ!」

「なになに〜ステーキ?」

「いんや、新大久保だ」

「焼肉?サムギョプサル?」

「この時間。しかも土曜日だし。どこもいっぱいっすよ、丸井先輩」

「しゃーねーな、並ぶぞ!」

「えぇ〜?俺、ガストでいいんスけど」

「赤也、おめぇの意見は聞いてねぇ。てういか帰れ」

「えぇぇー?!酷ぇし!」

「『とんち●ん』でいい?ジロくん」

「うん!丸井くんの食べたいところにいこ?」

「だーっ!!お前、可愛すぎんだろい!!」

「うわぁっ」




「丸井先輩……だから、天下の往来だって言ってんでしょーが」


「…はずかC」



「ジロくんが可愛いからしょーがねぇ」

「は?」

「おめぇが可愛いこと言ってっから、ついギュってしたくなっちゃうだろ」

「……可愛くねーもん」

「可愛い!」

「オレ、ちゃんと男の子だC!!」

「『男の子』って……だぁ、しょーがねぇ可愛さだな、お前は!!」

「へ?」

「もうだめ。今すぐお前のこと食べたい」

「は?」




「…どーしょもない下品な人ッスね。セリフがエロオヤジだし。わが先輩ながら」




「…まるいくん、並ぼうよ〜」




「とりあえず赤也は後でシメるとして」

「何でッスか!!」

「尊敬する先輩への暴言」

「だぁれが尊敬…いったいどこを尊敬すればいーのか、わかんねーけど」

「あんだと?」

「に、睨んでも丸井先輩がしょーもない下品なエロオヤジなのは、かわんねーし」

「やんのか、コラ!」

「どこのチンピラだよ…ったく、怖ぇし」

「まーるーいーくんってば」

「…ん?」

「お店。入れるって。いこ?」

「お、案外早く入れたな。よし、行くか」





『いらっしゃいませ〜』





「とりあえずー飲モンだな。ジロくん、ウーロン茶?」

「うん」

「赤也は?」

「俺もウーロンで」

「じゃ、とりあえずウーロン茶3つで」





「ジロくん、何くいたい?」

「う〜ん、そうだな〜冷麺食べたい」

「後は?肉焼く?鍋がいい?」

「丸井くんの食べたいの頼んで。それ、ちょっと貰うだけでいいよ」

「よっし、いつも通りだな?」

「うん、いつもの通り」




「あんたら……少しは俺にも聞いてくれてもいいんじゃないッスか?」



「あん?お前、何でもいーだろい」

「よくねぇ!」

「なんだよ」

「俺だってメニューみて選びたいっつーの」

「ねぇねぇ、切原」

「…何ッスか」

「丸井くんの頼むものに、切原の食べたいものも入ってるから、だいじょーぶだよ」

「は?」

「見てて」

「はぁ」

「部活後しょっちゅー一緒に食べに行ってるでしょ?」

「まぁ、そうッスね」

「なら、丸井くんのことわかってるっしょ」

「わかってるって……あー、そういうことか」

「そうそう」

「根こそぎ頼むって?」

「さすがに全部は無いだろうけど」

「…そういえばそうでしたね」

「そ。」




「丸井先輩、適当に注文お願いします…」

「おう」




『ご注文お決まりでしょうかー』




「このサムギョプサルセット3人前とー」




「!珍しい。3人前だけだね」

「いつもなら倍頼むんスけどね」




「チーズトッポッキ、海鮮チヂミにケランチム、じゃがいもスンドゥプにユッケジャン、ナッチポックム、チャンジャと石焼ビビンバ、冷麺ね。
あ、ビビン冷麺も。ご飯系は出来た順に持ってきてください。
あと、エゴマの葉っぱも」



「「……」」



「鍋はどーすっかな〜。プデチゲ?カムジャタンがいい?それとも、肉系でプルコギにすっか?」



「…とりあえず注文したヤツ、食べてからでいーかな」

「そ、そうッスよ」

「そっか。そーだな。肉焼くし、もっと追加したくなるかもしんねーしな」

「…そういう意味じゃねーけど」

「何言っても無駄ッスよ、こういうときは」



「シメはな〜肉だとチャーハン、鍋だとおじやだしな〜。やっぱどっちも食うかー」



「…ねぇ」

「……ハイ」

「丸井くんって、ダイエット中じゃないの?」

「…してるように見えます?」

「今朝、柳に食事制限命じられたって言ってたんだけど…」

「あの人のポリシーって、『死ぬほど運動するから食事制限はしない』じゃなかったですっけ」

「そうなんだけどね。でも、それを補いきれないくらいの制限体重オーバーらしくて…」

「あー……でもU17合宿で少し絞ったらしいんスけどね」



「ウーロン茶おかわりー!!あ、やっぱパインジュース!!」



「糖質たっぷりだね…」

「まー、あの人のエネルギー源はお菓子と糖分ッスから…」

「いっつも、丸井くんの食べっぷりみてると、それだけでおなかいっぱいになっちゃうC…」

「なれッスよ、慣れ」

「立海って、みんないっぱい食べるの?」

「普通じゃない?俺は食う方だけど、仁王先輩はあんま食わねーっす。柳生先輩、ジャッカル先輩は普通」

「ふ〜ん」

「真田先輩も食う方ですね。柳先輩と幸村先輩は、エネルギー補充に食べてる感じ」

「え?」

「品数と量、カロリーとか。全部計算されてるんスよね」

「…丸井くんと正反対?」

「……まぁ、なんつーか」






>>目次

★☆★☆★☆★☆★☆
夕飯は新大久保で並ぶことにしました……が、どこもいっぱいなんだC。
結局、「とんち●ん」で並んで入りました。。。丸井くんほど頼んでまセン。。>当たり前だC。
ハイボールで乾杯っ!

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