神保町でモーニング♪>ブンジロがお送りします





「おなかすいたー」

「九段下のあたりだと、店あんまねーよなぁ」

「テニフェスは11時開場で〜、今9時だから朝ご飯たべでちょーどいいくらい?」

「だな。集合時間もあるし」

「やっぱこのヘンでご飯食べてから、移動しよーよ」

「この辺…神保町か。となると、コーヒーショップ?喫茶店?」

「うん。モーニングとか」

「お、いいねぇ。そーすっか」

「ねぇ、丸井くん。上●珈琲店やってるよ」

「よし、入るか。モーニングあるしな」

「どれにしよっかな〜」

「チーズトースト…いや、パンとベーコンエッグ」

「?二つ頼まないの?」

「………ダイエット中」

「めっずらC!食事制限しない派じゃなかったっけ?」

「体重オーバーで柳から食生活の改善命令が出たんでな」

「大変だね」

「食った分だけ動くって言ってんのによ」

「でも、そんなにプヨプヨしてないのにね〜」

「プヨい言うな!」

「だって、164センチで62キロ?殆ど筋肉だC」

「だろ〜?柳に言ってやってくれ」

「オレなんて筋肉なっかなかつかないのに」

「ジロくんは痩せすぎだな。160センチで49キロなんて、女子より少ないだろい」

「……そんなことねぇし」

「いんや。ガリガリ。腰も細くて、抱いたら折れそう」

「何言ってんの」

「本当だって。ちょー丁重に扱ってますよ、俺は」

「は?」

「ジロくん抱くたびに、壊さないように、ゆっくり、大事にだなぁ」

「壊れるわけねーし!!ていうか、ヤメテ!こんなところで」

「華奢だけど、程よい筋肉はついてるし、しなやかで弾力いいー」

「ばかばか!ヘンタイ!!」

「照れんなよ」

「も〜丸井くん、サイッテー」

「最低結構!ほら、注文すっぞい」

「…ハ〜イ」

「ジロくんは?」

「Aセット」

「ベーコンエッグと、バタートーストね。飲みモンは?」

「無糖のミルク珈琲」

「オッケー。じゃ、座ってて」

「わかった」






『こちらでお召し上がりでしょうか?』





「はい。AセットとCセット、どっちもドリンクサイズMで、無糖ミルクコーヒー、と黒糖ミルクコーヒー。
あと、単品でバタートーストとゆで卵でお願いします」




『はい、お会計は〜』






「お待たせ」

「あれ?ドリンク大きい?」

「サイズMにしといた」

「Sでよかったよ?」

「少ね〜だろ」

「…ま、いっか」

「残りは持ってきてくれるって」

「は〜い」




『お待たせしました』





「…丸井くん」



「ん?」

「ダイエット、じゃなかったっけ」

「おう。絶賛ダイエット中」

「丸井くんのは、このたまごのサンドイッチだよね?」

「そ。Cセットね」

「で、飲み物…」

「黒糖ミルクコーヒーな」

「黒糖…甘いのにしたんだ」

「あったりまえだろい!上●珈琲といえば黒糖ミルクだろーが」

「あっそ……じゃなくて、このトーストと、ゆで卵は?」

「単品追加。たまごサンドだけじゃ足りねぇだろ」

「…ダイエットは?」

「セットは一つしか頼んでねーから」

「……そーいうんじゃないんじゃないの?」

「ん?」

「……いや、何でもない」

「?なんだよ。ま、いっか。よし、食うぞー!いただきまーす」

「…いただきま〜す」







>>目次

★☆★☆★☆★☆★☆
@テニフェス当日の朝、神保町の上●珈琲(三省堂隣)で朝食をとりました(モーニング)
ワテクシはAセット+無糖ミルクコーヒー。ジロくんと一緒(え。)
ミルク感が半端ない。



[ 28/116 ]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -