Clap



ありがとうございました。
頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!


お名前


何かございましたら、お気軽に



おまけのウルズSSです。

人はそれぞれ何かを抱えて生きている。
それは、「何か」

僕にはまだわからない・・・・。


「ウルズ、ここにいたか」

「・・・・パパ?一体どうしたんだい?」

「そろそろ調整の時間だ。直ぐにラボへ戻れ」

「・・・・ああ」

ラボに戻ると、そこにはスリサズ、アンサズと、何人かの兄弟。
全員コードに繋がれ、再調整を受けていた。

全員同じ顔。
けれど、全員違う個性。

でも、皆同じ。

―・・・・・作られしモノ

ウルズは、全員の顔を一人一人見ると、自分の席に着いた。

この調整でここ一週間全ての記憶、感情が調整される。
科学者達に都合の悪い事は全て抹消されるのだ。

ウルズは瞳を閉じた。

此処一週間のことを思い出す。
兄弟達と話した事。人間と話した事。
全てコレで忘れてしまうのだろう

もし、いつか

僕にとって
                  
とても大切な
               
何かが、起きたとしたら。


                


それすらも忘れてしまうのだろうか?

もし、例えば。

アラド・バランガのように、大切な何かを見つけることが出来たとしたら・・・・・


ウルズは、瞳をうっすら開けた。
科学者達がスイッチを押す瞬間だった。

―・・・・きっと。
 
 人の抱える
   
   「何か」が
    
     分かるかも・・・・しれな―・・・・・・・



彼の視界は閉じ、新たな一週間が幕を開けた










「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -