(ヒビキ)
「──で、呼ばれたのはいいが、結局なにをするんだ?」

(ななと)
「……遊べばいいんじゃないかなあ」

(まつり)
「大人の、ですか!?」

(ななと)
「なんで子どもっぽいとか大人とか、こだわるんだよ……逆に子どもっぽいぞ。普通に遊ぶの」

(まつり)
「がーん……子どもっぽいとか夏々都に言われた」

(ヒビキ)
「でも、まつりさんは可愛いですよ! そこがまた魅力的だと」

(ななと)
「あ、ヒビキちゃん、それトドメだよ!」


(まつり)
「っ……傷付いて、ない。大丈夫。いいよ……別に受け流せるし。まつりは確かに未熟だし──」


(ななと)
「完全に落ち込んでいらっしゃる……」


(ヒビキ)
「ごめんなさい……」


(ななと)
「おーい、戻ってこい」

(まつり)
「……ぐすん」


(ななと)
「えーと……にゃんにゃん……まつりさん、遊びましょー」


(まつり)
「……! なにする? せっかくだからどっか行こう! カラオケとー、あと……」

(ヒビキ)
「おお、立ち直り早っ」


(ななと)
「痛い痛い痛い痛い痛い! 離せ腕を離せ! しがみつく許可は与えてない!」

(まつり)
「ゴロゴロ〜♪」


(ななと)
「わ、だから危ないって言ってるよな! 重い、倒れ──うわっ」

バタン!

※しがみつかれて床に倒れた音。


(ヒビキ)
「……、……、えーと。……もう一人救援を頼もう」

(ななと)
「いったた……なんとかクッションのそばに落ちたけどさ、危ないだろ!」

(まつり)
「えへへへ!」

(ななと)
「……はあ」
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