これが俺等のJK(常識)だ。


28



「やべっ…」


雅也がボソッと呟いたが先生の怒号にかきけされた。


「奥島ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!なんだこれわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 
 
雅也は怒鳴り散らす先生を一瞥して眼鏡をあげながらため息をついて先生の持っている紙の束を見てこう言った。


「……何って…見てわからないんですか?反省文に決まってるでしょ?


あの内容でよくも先生にあんないけしゃあしゃあと言えるもんだ…雅也はある意味大物だね。




「これのどこが反省文なんだ?奥島よぉ〜?喧嘩売ってんのか?あ゛ぁ!?」


「どうして先生にいちいち喧嘩なんて売ってあげなくちゃいけないんですか?」


「よくもこんなふざけた内容の反省文出しやがって…全部『ごめんなさい、すみませんでした』の反省文なんてみたことねぇぞ!?」


「あ、なら俺がお初なんですね!!よっしゃぁ!!www」



俺…
雅也のキャラがわかんない…てかギャップが激しくない?
最初の寡黙さはどこにいったの?



「しかも一番最後の行に失礼なこと書きやがって…反省する気サラサラねぇだろ!?」


「してるじゃないですか。どれだけ反省してるのかをその文に俺は魂もを注ぎ込んだ…思い残すことは…ありすぎる



雅也…その文脈おかしいからね?
しかもありすぎるんだ!?


ありすぎるのかよ!?
キーンコーンカーンコーン♪
 
…………………………奥島お前覚えとけ!?


先生!?
それ負け犬のセリフですから!?
とことんツッコミどころ満載ですね、あなたたち!?


とまぁ鐘もなったことで今日の部活は終わった。



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