これが俺等のJK(常識)だ。


7


川上に誘導されて座った席は大勢の生徒が座っている席から結構離れている

何故?

「何食う?」

我狼が機械をいじりながら機械の画面を俺に見せてくれた。
ここの設備ってスゴイな…
機械で注文できんのかぁ…


「たくさんメニューがあるんだね…我狼は何食べるの?」


「俺は和食A」


「なら、よくわかんないし我狼と同じでいいや(笑)」


「りょーかい(笑)」


我狼はポケットからカードキーをだし画面にかざした。

「?何をかざしたんだ?現金じゃないの?」

「…お前何も知らないのか?」


奥島が眉に皺をよせながら聞いてきた。

「うん。」


素直に頷くと川上が苦笑まじりに教えてくれた。

「平沢は寮のカードキーをまだ渡されてないみたいだな(笑)この皆が持ってるカードキーは寮の自分の部屋を開ける鍵なんだ。このカードキーには個人を識別できるデータが入ってて部屋を開けたり、こうやって何かを注文してカードキーをかざすと自分の口座からお金が引かれるようになってるんだよ。でも俺等はあまりかざしても意味ないんだけどね(笑)」


「どうして?」


そこで奥島がいまだ眉に皺をよせたままだったけど教えてくれた。

「俺達S科は特別なんだ。S科の生徒は学校を代表する頭が一番いい科なんだ。そのため学園側から特典としてS科の生徒は授業料とかすべて学園側が全額負担してくれてるんだ。生活に必要なものとか食費も負担してくれてるんだよ。だから俺達はタダで飯を食ってるわけ。だからかざしてもお金はとられないからかざしても意味がない。まぁ誰が注文したかわかるようにかざしてるわけなんだが」

一通り俺に説明し終わった奥島は機械に視線を戻した


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