これが俺等のJK(常識)だ。


5


――――昼休み――――



「くぁぁ〜…やっと昼休みだなぁ!!」



ぐーっと体を伸ばしながら我狼が言う。

俺は授業道具をしまいながら苦笑し佐久間をみた。




「あ、ここに学食っていうか食堂あるって聞いたんだけど…」


「んー?あぁ…あるよぉ〜(笑)俺等いつもそこで食ってるし」


ヘラヘラ笑いながら佐久間が席から立ち上がり、それと同時に知らない人が2人、俺たちの席に近づいてきた。


「飯食いにいくべー」


「腹減った」


上のセリフの人は地味にめだたない美形だった。
美形なのにめだたないって変な感じがする…

もう1人は眼鏡をかけたインテリ系の美形だった。
真面目そうな人だな。


「あ、今日こいつも一緒だから」


我狼が俺のほうを指差す




人に指差しちゃいけないんだよ!?




とまぁ冗談はおいといて現実に戻ろう。
するとタイミングよくめだたない美形が俺に挨拶してきた。


「はじめまして。川上 唯斗です(笑)」

そういうと優しそうに笑いかけてくれた。

「俺は奥島 雅也だ。」

親指と中指で眼鏡の端をおさえ眼鏡を上げる変わった動作をしながら自己紹介してくれた



「雅也そっけないね〜(笑)まぁいいや。食堂に行こうか〜」


佐久間はそういうと俺の右腕をつかみ引きずるように食堂へとつれて行かれた。

川上が呆れたように見ながらため息をついたのを俺は知らない。




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