崩壊した絆は今でも残る 俺は君に光を与え絶望を与えた 引き出しに閉まった後悔 真っ白な部屋で君だけが鮮やかだった 君の終わりが僕の始まり 氷の檻は溶け落ちて 少しだけ違う「サヨナラ」 僕は引き金を引いた 想像したよりも、ずっと早く 麗しい情景に 哀しい幸せ 零してしまった感情を手のひらで掬い上げて カッターを手にして赤い線を増やした 二人の大きな分岐点 言葉が土に還っていく中で(消えたのは誰か) 止まってしまった、この時間 君といた日々を輝きに代えて 心は沈んで浮かばない 呼吸さえ億劫だった(君のいない世界では) 痛みを繰り返し、心は錆びれ 閉じ込められる快感 それは滑稽な僕の叫びで祈りだ 囚われたのは、どっちだった 「愛してる」の言葉が過去になるのが怖かった(「愛してた」なんて聞きたくない) 約束の有効期限 あなたが遠くへ旅立つ日 出逢って別れる運命 気づけば闇の中だった 声が聞こえた、姿は見えない 新たな始まりの日 幸せの散歩道 この想いを自分で断ち切らなければならないのに 夕焼けに染まる空(あの日もこんな空だった) 月夜の想い、静かに募る 時を越え、運命の歯車は廻り出す 遠ざかっていく二人の距離 過去が大好きな旅人は(想い出に縋り付いたまま) 消えそうで、消えない光 独りよがりの追いかけっこ 君を突き刺したナイフ 手は届くのに心は遠い 誰かを好きになったのも、誰かの為に泣いたのも(全部、君が初めてで) 失ってから気づいても全てが終わった後だった あの子の面影を君の中に探してしまう 優しかった世界が変わった日 いつだって二人だったから(分からなかったんだ) 大切な時間ほど一瞬の時のようで このまま刻が止まればいい(そうしたら永遠に一緒なのに) 君が笑うなら俺は何だってする 思い出が散りばめられている校舎を後にして |