6.総括

「招待客出欠とれましただわさ。
欠席については、今のとこ連絡あったのは3名だけです」

「ツリーに関しても、なんとかこちら希望の大きいやつが手配出来そうです、搬送はちょい時間かかりそう、とのことですが」

「食材調達も大半整いましたじゃん、あ、ケーキに関してはまだ先方返事待ちだけど。
今日の昼までには連絡くるはずじゃん」

「機材もシャパンが全面協力して下さってますから、バッチリですわ。
ライトとか音響関係とか、事前に一度リハーサルしたいって言ってたでございます」

「うむ。
皆頑張ってくれておるな、もうひとふんばりだ、年忘れに盛大に楽しくやろうではないか!
で、ベスタニヤはどうなんだ?」

「うーん。
今、猛特訓中じゃん」

「Pアンノに恥かかせられないって、めちゃくちゃ練習してるみたいで」

「まあ今回の発起人でもあるからなー…しかしPアンノ殿もなんだな。
ピアノとフルートの協奏曲とは」

「本当仲がおよろしくて。
曲も綺麗な素敵な曲でございますわ、ベスタニヤのパートしか聴いてませんですけど」

「それは楽しみだな。
…オズの方は。
大丈夫なのか?」

「朝一はかったらなんとか7度台になってましただわさ。
検査でインフルも陰性でしたし、本人も大丈夫って。
今多分ようやく爆睡中だわさ、ここんとこ眠り浅かったみたいですし」

「そうか、それを聞いてひと安心だ。
今回かなり無理強いしてしまったから、さすがに申し訳なくてな」

「いや…サンマルコが。
今回のパーティーの話を来訪してたエズフィトの王子に気軽〜に話して誘っちゃって、また王子も気軽〜にそれに応じちゃうから。
また追い討ちかけるかのようにオリン姫も、曼聖羅からの出席要望出してきたから。
あの馬鹿、来賓のプレッシャーに負けただけだわさ」

「(よ、よく言いますわセレンス、さんざんヤマトW様が無理無茶言い過ぎってぼやき倒してましたのに)」

「(しっ、そこは黙ってうなずいといてあげるじゃん)」

「(影の殊勲者は今回セレンスだよな…あいつ、クリスマス会を総括してるオズ自体を総括してやがるから)」




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