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翌日、私は蕾を引き連れて羅菜の家に行ったの。
相変わらず慣れないこの豪邸…
てか犬や猫が放し飼いって本当にすごいよ…
「おはようございます。蕾様、芹菜様。」
きゃー!!
芹菜様だって(*≧∀≦*)!!
嬉しーい♪
私たちは羅菜の執事の四津川さんに連れられて家に入った。
それにしても四津川さん今普通に大型犬の世話してたよね?!怖くないのかな…
「…ということがあったの」
場所が変わってココは羅菜の部屋。
びっくりしたでしょ?
今までの経緯を羅菜に話してたのよ(笑)
もちろん羅菜も経緯を話してたのよ(笑)
「まぁ♪面白いですね」
羅菜はツヤツヤした黒髪を揺らしながら微笑んだ。
「動物がたくさんいますわね…」
蕾は自分にまとわりついてくるロシアンブルーを撫でながら言った。
つぶらな瞳を向け「にー」と嬉しそうに鳴く。
「私動物が大好きなんです♪動物は頭いいですし、なにより私の家族のようなもの…
世間の皆さんは犬はお利口で猫は気紛れだとか言いますがそうではないんです…
犬にも気紛れな子もいるし猫にも利口な子もいて十人十色なんです」
羅菜すっごいな…動物に対しての執着心が…