お茶女なひととき
「あら、ごきげんよう。」
お母様が誰かと話してる。
あまりお母様が電話してるのを見たことがないから正直驚いた。
嬉しそうに話をするお母様の足元で私の家で飼ってるパピヨンがお座りしている。
もしかしたらお母様のお友達なのかもしれませんね…
お風呂に入ろうとした矢先に私の携帯電話のバイブが鳴った。
音声着信...芹菜さん
あら?私にもお電話だわ。
しかも芹菜さん。
「あっ!羅菜ちゃん?今暇?」電話ごしに芹菜さんの明るい声が響いてくる。
私とは違って元気で明るい可愛らしい声…
「芹菜さんですか?お久しぶりです、あいにく今からお風呂に入らなくてはならないんです」
「そうなんだ!あとでかけ直そうか?」
「大丈夫ですよ。何のご用件ですか?」
「明日お茶会開こうと思うんだけど良かったらどう?」