※会話のみ


「なぁ…俺のクラスに宇宙人がきたんだけど…」

「はぁ?何言ってんのお前。そう言うお前が宇宙人だろ」

「ひ、ひでぇ…ホントマジ宇宙人なんだってば!何かわかんねぇけどモジャモジャのカツラ付けてビン底眼鏡だぜ?今時…しかも声でかいし、話通じないし…」

「あぁ、そいつって今噂の生徒会の奴らと親衛隊持ちの不良とスポーツマンを虜にしたって奴?」

「あぁ、知ってる?あの人達も物好きだよな…でも、転入生のがもっと物好きだよな…はぁ…」

「あ?何かあったのか?」

「いや…何かね。俺その転入生と席隣なんだけど…昨日いきなり『俺は竜樹の事が好きだ!だから竜樹は今日から俺の恋人な!!』って言われてさ…」

「………………」

「はぁ…俺が好きとか、本当物好きだよな。俺の何処が気に入ったのやら…」

「それは俺の事物好きだって言いたいのか?」

「へ?いや、え?」

「つか、何普通告られてんの?お前は俺のだろ?」

「えっ…いや、うん…」

「何、顔赤くしてんだ。そんな顔を俺以外に見せたりするからそうやって他の奴らに言い寄られるんだろ!」

「え、あ、うん…ごめん…」

「くそっ、しっかり釘刺しとかないと…」

「あ、おい、ちょっと!何処行くんだよ!」

「あぁ"?お前に手ぇ出さないよう言ってくんだよ。後、お前は俺のだって…」

「でも、俺ちゃんと言ったよ。『俺は正樹と付き合ってるので付き合えません』って」

「それじゃ足りねぇんだよ!また言い寄られるかもしれねぇだろ!」

「う、うん…でも、今はさ、俺と二人きりでいる訳だし…ね?転入生にまた言い寄られたら自分でなんとかするからさ。せっかく二人なんだからさ…」

「……………」

「え、な、何か言えよ」

「…そんなに俺と一緒にいたいの?」

「う、うん」

「(可愛い…)…覚悟しろよ。明日の朝、足腰立たないようにしてやるからな」

「う、うん………え!?」

「ほら、こっちこいよ…」

「う、うえぇぇぇぇ!!」















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