「…っ、修平はこんな俺の、何がいいのさ…」


ダメだ。泣きそう。
やっぱ、修平から見ても不細工なんだ、俺って。


「ん?何って何?」


「だって、俺顔良くないし、性格だってウジウジしてるし…修平に、うっ、釣り合ってな…っひく…いし…」

泣けてきた。嗚咽が。
もうほんと俺ってダメな奴だ。泣いても修平を困らすだけなのに。


「俺、かっこよくも…うっ…可愛くもない…ひくっ…こん、なんじゃ、修平いつかきっと…飽きて捨てちゃう………」


だんだん泣けて来て自分でも何言ってるかわかんなくなってきた。
俺は自分で思ってる以上に修平の事を好きになってていつか修平が俺を見て、正常な目を取り戻してやっぱり女の子の方がいいってなったら…


「うぅー…修、平…」


俺は修平を取り戻すすべを持ってない。


「ちょ、ちょ、ちょっと、奏多。色々先回り過ぎだ、落ち着け」


俺は修平のシャツに顔埋めながらグシャグシャに泣く。ごめん、修平汚した。


「まず、何?自分が不細工なのを気にしてんの?で、それで俺がいつか離れて行くんじゃないかって?」


声出ないから修平の言葉にただひたすら頷く。

「え、何それ。めっちゃ可愛い」



は?







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