【CCC】08 追加>>
余談なので読んでいただかずとも大丈夫なのですが、もし暇を持て余している方がいたら少し聞いてくださいな。

小学生の頃、幼馴染がいじめの被害者となりました。
いじめと言っても暴力などの過激なものではなく、陰口を中心とした一つ一つは大人から見れば『嫌がらせ』という言葉で収まってしまうようなものですが、あれは確かにいじめと呼んでいいと思います。
“叱る”とは別の“怒る”について、私はその時まで怒り方が上手く掴めず、怒っている人を見ても『どうしてそんなに騒ぐの』『意味がわからない、怖い』のようにしか思っていなかったのですが、幼馴染がいじめを受けているのを知った時は、激しく頭に血が上ったのを鮮明に覚えております。
人の気持ちも、後先のことも、何も考えられず、その時は加害者に罵声を浴びせてしまったのですが、あれは私も加害者の方にとっての加害者となってしまったのかもしれません。
相手がどれだけ泣こうと、その時はとても些細なことでした。もっと言えば、幼馴染のことすらどうでもよかったのかもしれません。正義感もきっと無かったですから、どんな気持ちに突き動かされたのかもわかりません。
守りたかったわけでもなく、美しい心があったわけでもなく、加害者を憎いと思ったわけでもなく、これはとてもぼんやりとした推測ですが、しいて言うなれば幼馴染がいつからか悲しんでいたことがひたすらに悲しかったのかもしれません。

高校生の頃、クラスメイトの女の子が中学時代にいじめを受けていた経験をふとした時に教えてくれました。彼女は友人でもない方に救ってもらったそうです。彼女曰く、「今までは“時間”というものに対して、その意味以上のことを思うことは無かったけど、助けてもらって仲良くなってからは『時間は輝くものなんだ』『愛しさの対象になり得るんだ』って知った」、と私に教えてくれました。
私の場合、ただ不器用に憤慨しただけで、幼馴染を救ったとは口が裂けても言えないですが、傲慢にも、その言葉に救われました。お昼休みだったのにぼろぼろ泣いてしまったくらいです。

あ、今は加害者だった方とも仲がいいですよ。先の事なんてわからないものですね。どうして罵声を浴びせた私を友人としてくださっているのか疑問でなりませんが、単に私が人に恵まれているだけなのでしょう。一生許してもらえないと思っていたくらいですから。

いろいろと語ってしまいましたが、私が思う“大切なこと”を作品でこれからも書いていけたらいいな、と。夢小説というジャンルと言えど、伝えたいテーマはあってもいいかな、なんて思っています。萌え(?)だけを求め、妄想を形にするだけも決して悪くはありませんが。
でも正直、大人しくキャラクターたちをわいわいさせてろ! って感じですよね、申し訳ありません。夢小説サイトに足を運んでくださる方ってそういうものを求めているはずですし。
テーマやら何やらがあるものを読みたければ書店に並ぶ小説のほうが断然に素晴らしいですから。

話が二転三転してしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
大変読みづらかったと思います、申し訳ありません。
ではこれにて失礼! (どろん!)
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