とある新型のツイート

特に何も思わない。

アラガミなんていう訳のわからないイキモノなのかそうではないのかよくわからないモノが闊歩していて、毎日の様に人が食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食われたり食ったり食われたり食われたり食われたりしているこんな世界で、例えば同僚が目の前で食われたり食われたり食われたり食われたりしたからって別に悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか。

特に何も思わない。

だって対して仲良くない人だったし、というより初対面だったし、なんか良く分かんない事ぺらぺらと話してたかと思ったら何か食われたりしてたし、何かを思う暇なく死んでしまったし、そんなん日常茶飯事だし、いつもの事だし、よくあることだし、別に知り合いでも何でもないし。彼の妹が何か様子がおかしくなっていたみたいだけど、それだってよくあることだし。人が死んだらやっぱり暗くなるかな、しょうがないかな、いつもの事だしそんなものだと思う。例えば任務をちょっと一緒に行ったくらいの隊長さんが任務途中でお亡くなりになったとして、でも別に私がそのことについて悲しいとか悲しいとか悲しいと悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか悲しいとか。

特に何も思わない。

良くあることだし、一寸先は闇とか言うし、それが仕事だし。別にそんなに落ち込むようなことじゃない。だってゴッドイーターってそんな仕事なはず。うっかり精神衛生がよろしくなくなってしまうことも、暗く落ち込んでしまうことも、ままならない色々に憤ることも、よくあること、それはそれで仕方がないような気がする。だから例えば真っ白いアラガミの女の子がカグヤヒメよろしく月へ従者を引き連れてお帰りあそばしたとしても、そしてそのために女の子を彼が食ってしまったとしても、嘆くとか、叫ぶとか、諦めるとか、納得するとか、理解するとか、怒るとか、泣くとか。

特に何も思わない。

そうやって今日もアラガミを食って、アラガミに食われて、人生は廻る。多分明日も、明後日も、その次も、次の次も、次の次の次の次の次の次の次の次の、その次もずっと、ずっと、ずっと。

多分私が死んでしまうまで。



特に何も思わない。

110420
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