ホグワーツからの手紙
「ラザレス、ラザレス!ホグワーツから手紙が届いたぞ!」
「ドラコ、聞こえているから。もう少し静かに」
「わ、わかった……」
読んでいた本を閉じて、注意をしてやるとしょぼんとするドラコをかわいいなと思いながら彼の持つ手紙を見る。
「2通あるみたいだね?」
「僕のとラザレスの分だ。ラザレスも本当に行くんだな」
「まぁ、ね……それで買い出しにはいつに行くって?」
「父上が明後日に行くとおっしゃった。もちろん、ラザレスも」
ダイアゴン横丁には当分行ってないからなぁ、新しい本をついでで買っていこう。
他にも色々。
向かいのソファに座って、手紙を読むドラコに問う。
「ドラコ、ホグワーツは楽しみかい?」
「当たり前だろう、やっと魔法が使えるようになるんだ」
「そうか」
フッと笑えばドラコが頭に?マークを浮かべたが、僕は無視してまた本を読むことに集中した。
2013.8/10
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