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尽くし系熊獣人に体格差でハグされてクリよしよし溺愛で甘イキ&潮吹きさせてもらう話】






   


月乃・・・気づいたら異世界に。流されやすい。
南雲・・・大柄の熊獣人。偶然月乃を見つける。


「君はもしかして...ヒトなのか?」

雨の降る森の中、一日歩き回って疲れ切った私は不意にかけられた声に顔を上げる。私はそこで、不可思議なものを見た。まるで猫のような耳…より少しまあるい。顔つきも人間よりは獣寄り。大きな身体は熊を思わせる。僅かに覗く尖った歯と、鋭いまなざし。でもその目はとても奇妙なものを見るかのように、私を見つめていた。

「ええっと」
「ヒトだな...驚いた、本当に体臭が薄い…何故だ?」
「は、はい…?」
「いや…すまない。それにしても、こんなところで一人で何をしている?君の主人はいないのか」
「主人…?あの...ここって、どこなんですか」

遡ること二時間前。私は仕事帰り、雨に降られて駆け足で帰っていた。雷鳴が響くたびに身体をすくませて、荒い息をあげながらヒールで地面を蹴り上げる。前も見ず、ひたすら足元を見つめながら走っていた私は横断歩道に差し掛かったところで大きなクラクションが雷と同時に鳴ったのを聞いた。
そして強い衝撃を感じると同時に、目の前の景色が瞬き一つの間に変わった。知らない森の中、ぽつんと立ち尽くした私はもしかして死後の世界?なんて思いながら歩き続けた。でもいくら歩いても出口はもちろん人はいない。雨のせいか動物も。風と雨の香りと柔らかい草木の感触、それだけだった。

でもそれだけで、私は疲れを感じて大きな木の根元に座り込んだ。死後の世界でも疲労感ってあるんだ、不思議。そんなことをぼんやり思っていた。
さあさあと雨が降る音を聞きながら意識がゆっくり遠のきかけた時、さく、と地面を踏み鳴らす音が聞こえた。そして顔を上げた先で問いかけられる。「ヒトなのか?」という不可思議な問いかけを。

「野良のヒトか?…家族はいないのか、他に」
「野良…?家族は…たぶん、いない気が…」
「なぜ?…そもそも君はこんなところで何をしている?」

大きな身体がぐっと屈んで、視線が合う。耳は猫のような三角ではなくどちらかと言えば丸い…そう、昔に動物園で見た大きな熊に似ている。

「あの…あなたは?それは…耳、ですよね」
「耳?ああ…そうだが、」
「すごい…ふわふわですね、あの…触ってもいいですか?」
「…なに?」

え、…だめか。そっか耳触られるのはあんまり嬉しくないのか。私はあげた手をそろりと下ろす。でもその手を地面に降ろしてしまう前に、大きな手に取られてしまう。手でっか…え、お父さんより大きくない?そんな大きい手で、そのまままた持ち上げて、ふわりと当たる。指先に当たる繊細で柔らかな毛並み…え?

「え?」
「触りたいんだろ…遠慮するな、」
「ありがとうございます…あの、すごくふわふわですね…えー…やわらか…かわいい、」
「おい…くすぐったいな、」
「こっちの耳もいいですか…?」
「ああ…」

どこか、むっとしたような顔で…でも頷いたこの人に、私はうきうきで耳に触れる。無言ですりすりと触っていた私は夢中で耳の根元やら少し奥まったとこを指で辿る。なにこれすごい…ふわふわすぎる。友達の家で触った猫チャンの毛並みを思わせる...。うわあ...ずっと触っていたいなあほんと...。

「いつまで触ってる…そんなに、欲しいのか」
「欲しい?…耳ですか?」
「あ?…おい、…まさか知らないのか?」
「何がですか?」
「……名前は何と言う?俺は南雲だ」
「月乃です…あ、この付け根の裏側の毛柔らかいですね…ずーっと触っていたいです」
「月乃…そうか月乃か」
「はい…え、うわ...この耳の中、最高...やば」

月乃…しばらく南雲さんはその名前を口の中で転がす様に何度も唱えていた。どうしたんだろう。まあいっか、私はもう少しこの耳を堪能させてもらえるなら何でもいいよ、南雲さん。
しばらく南雲さんは何かを考えていたみたいで無言だったけど、いつまでもよしよししている私の両手を取ると、こう言った。

「月乃、俺の家に来るといい」




この世界にやってきて分かったことがいくつかある。ヒトはとても珍しく、重宝されるらしい。この国の住民のほとんどが南雲さんのような獣人と言われる存在。人より丈夫で、強くて、しなやかで…でもあの耳は可愛い。なんなら尻尾も。そんな不思議な存在。でも南雲さんたちにとってはヒトの方が不思議らしい。
そして、ヒトは珍しいから大体が、獣人に匿われるらしい。知っているのはそこまでだ。
この世界の常識を知らない私は、南雲さんに与えられる知識を信じるしかない。

「うう…いつまで経っても慣れない…デス」

目の前に差し出されたスプーン。身体が大きい南雲さんに合わせたサイズなので大きく、その上にちんまり乗った一口。どうやらヒトはとてもとても大事にされるらしい。南雲さんは熱いグラタンを冷ましてから私に差し出す。曰くヒトは火傷したら治りが遅いから大変だ…と。

「ん…ん、おいしい、です」

舌の上の火傷なんて大したことないのに。でとご飯はまだ良い方だ。恥を偲んで30分ほど耐えるだけ。一度は抗議したけど、彼ら専用のスプーンは重くて二口ほど食べて終わりだった。それにこれはまだいい。
お風呂すら一緒になっていることに比べれば。

「んっ…」
「湯加減はどうだ?」
「ちょうど良い、です」

2メートルを越して大きい南雲さんの体に合わせたお風呂は深さも幅もあって、座ったら最後頭の先まで浸かってしまう。それでも立っていればいいだけだし、と何とか逃げようと思ったけど溺れたらどうする、と怖い顔で詰められて…結局南雲さんは譲らず、異性である男の人と入ることになってしまった。彼の身体を直視するわけにはいかず必死に顔を背けながらなんとかこの時間をやり過ごすしかない。

にしても、何から何まで大きいサイズだ。この国にいるヒトはきっと大変な思いをするんじゃないか、そんなことを思っていたら南雲さんは「ヒトが困ることは少ない」と言った。
とても大事にされるし扱いもこの世界じゃ最高位だとか。実際に私も南雲さんに流されるがまま、まるで天上人になったかのようにお世話されている。
なんだかとても居心地が悪い。なのに南雲さんはそんな面倒な私のお世話をし続ける。ご飯の支度から、衣服の用意、掃除、お風呂何から何でも…トイレのお世話もしようとした時は大変だった。でも何とか人としての尊厳!と叫んでトイレの隅っこに踏み台を置いて許してもらった。

そんなこんなで南雲さんのおかげで生きている。慣れないことはいまだに多いけど困っていることはそんなにない。今のこの状況を除いて。

「っ、う…ぅ、ん…っ」

すうすう、と意外にも静かに眠る南雲さんの寝息を聞きながら私はもぞもぞと体を揺らす。寝る時も一緒だ。もうお風呂も一緒なんだからいいやと諦めたあの時を少し後悔している。
南雲さんは抱き枕のように私を抱きしめる。後ろから背中を包み込んで、鼻先を私の頭の頂点に埋めて。大きな太い腕は私の胸の下とお腹の辺りに巻きついている。そう、この腕が問題だ、私は声高らかに唱えたい。

いろんなものが積み重なったのだと。ただハグされているだけでムラムラした訳じゃないのだと。
大きな腕は余裕を持って腰を超えて、その手のひらがお腹の下あたりを抑えている。ただ添えているわけじゃなく、ほんの少し…くっと押されて、そこがじわじわ熱い。それ以外にも南雲さんのちょっと野生味のある…ワイルド系の雄の匂いだとか。彼の硬くて太い腕が胸を横から少し圧迫してるだとか。彼の唇がたまーに…耳裏を掠るだとか。その時に「月乃…」と熱っぽく囁かれたり。
そういうのが積もりに積もっていった。

「っ…はぁ、…」

困ったことにこの熱を解放する瞬間がない。何せ南雲さんは私のお世話で私にずっとべったりだ。そのために休業までしてると聞いて真っ青になったけど、一応いずれは復帰するらしい。でもその前に私が保たない。やばい。

「ぁ、…ん、……ひ、ぁ…っ」

もぞもぞ、と土の中で蠢く虫の如く体を捻るも…南雲さんはそれを察知して更に抱き寄せる。

「んんっ…!」

その腕が突然足と足の間に差し込まれ、ぐっと引き寄せられる。思わず漏れ出た声に咄嗟に口を閉じるも、南雲さんの大きな手が当てられたまま。

「は、ぁ…ぁん……っ」

だめだめだめ…どうにかしないと、そんな焦りとは裏腹に南雲さんのあの太くて大きい指がぎゅっと…寝巻き越しに割れ目に押しつけられる。

っ…!」

びくびくびくと震えた身体。うそ…イった?…い、いくらなんでもそんな...。突然のことにショックを受けるも、今も甘い余韻の残るおまんこに南雲さんの指は当てられたまま。意識しちゃだめ…もう寝てしまわないと。
そうやって必死に目を瞑って意識を反らそうにも…すりすり...すりすり...指が濡れた割れ目を這いまわる。我慢できず「っぁんっ」思わず漏れた声が薄暗い部屋に響く。
起きちゃう、と口を閉ざしてももう遅かった。

「…月乃?」
「ぁ…南雲、さん...」
「どうした?眠れないのか...」
「っちが、...ぁ…はい...あの、寝付けなくて」
「そうか、」

心配したような声色に罪悪感を覚えながらも、咄嗟に嘘を吐く。南雲さんが頷いたのを感じて、ほっと安堵の息を吐く。でも、くにっとおまんこに指が食い込んで...

「ああっ!」
「濡れてるな...発情したのか?」
「はっ、はつ…ちがい、ます…っあ、」
「月乃、気づいてやれなくて悪かった...自慰もまともに出来ず溜まっていたんだな」
「そんな...ちがいます、よ…っんっぁ、ゆび...ちょっと...!」
「ヒトの世話は俺たちの役目だ...今発散させてやるからな、」
「え!?ちょっと、だいじょう、んっぁぁ…!」

にゅる…っと下着をずらして太い指がおまんこに直接触れる。濡れたそこを何度もぬるぬると太い指が這っていく。それだけは...!とその手を抑えても力が強くて離れない。それどころか咎めるようにぬぷぬぷと抜き差ししはじめる。大きな指の割にはそっと、でも動きに躊躇いはない。

「ん、ぁぁあっ南雲さんっあの、いいから…っゆびだめ…ん、はぁ」
「遠慮するな...俺の指でも何でもいくらでも使って...気持ちよくなってほしい」
「ひ、ん…あ、ぬるぬる、ぁ、やらぁ…!」
「どんどん溢れてくる...気持ちいいか?指はもう少し増やした方が良いのか?」
「んっ...だめぇ、ぁ、いらない...んっ南雲さんぅ…っ」
「そうか?ひくひくして...俺の指に吸い付いてきているぞ、月乃…」

南雲さんは私の反応を伺うようにそっと指を動かす。普段なら絶対感じない...でも散々我慢していたせいであっという間に息が上がっていく。指がぬるぬるとおまんこの間を往復する。南雲さんは慣れていないのか、その往復だけでナカの奥にまで指を進めることがないだけ救いかもしれない...うう…もどかしいけど。

「ん、ん…は、ぅあ…っ」
「月乃…月乃…もっとお前の感じている姿が見たい、」
「な、んか…南雲さん、ぁ、あっ…なに、んっぁあ...」
「……っ、すごい…やらしいな...たまらなくなる、...月乃はどうしてそんなに可愛いんだ?」
「へっ......ひ、ぁああっ!ぁっそこ、んぅぅ…!」
「ここか?…このコリコリした感触…ここが気持ちいいんだな?」
「ん、やぁぁぁ…っあ、南雲しゃん…っやだ、だめぇ…!」
「分泌液が増えた…感じている証だな」
「ひっ、ああっ、そこ撫でないでぇ…っ」

南雲さんは私を拾ってからヒトの勉強をしていたというけど、多分ここまでは知らないんだろう。クリをぬるぬるとひたすら撫でられその度に腰が前に後ろに跳ねる。
私がはしたない声を上げるたびに南雲さんの息が荒くなり、鼻先や唇がそれを抑えるように耳裏や後頭部に押しつけられる。

「ここは何と言うんだ?…この月乃がたくさん感じている…可愛い突起は、」
「んっぅう…かわいく、ないぃ…ぁ、やだ、んんっ!」
「勉強不足で悪い…だが、先を撫でるより根本から触ってやる方が気持ちよさそうだ…なあ、月乃、教えてくれ…」
「ぁあっ!んんっひ、ぁ、やだっ根本だめッ!」
「よしよし...こんなに小さいのに月乃はこんなに感じるのか...」
「そこやだ...っもう、ぅう゛んっ!」
「そこ?…どこのことだ?」

セリフだけ見れば意地悪な言葉も、南雲さんからしたら本当に知りたがってるだけなんだと思う。それが余計に羞恥を煽られちゃう。「月乃…不甲斐ない俺に教えてくれ」そのセリフはなんだか切ない。

「ぁ…くり、クリなでなでしな、ひっん、ぁあっ」
「クリ?…かわいいな、…月乃をいっぱい気持ち良くしてくれるところだからな…大切にしないとな」

南雲さんは後ろからぎゅっと抱きしめて、私の身体を拘束する。大きな手でそっと私のおまんこに手を添えて…きゅ、と剥き上げる。それからぎゅ、と根本をしっかり抑えると指がぺとりとクリの先端から根元まで押しつけられる。
ぁ、どうしよう…だめ…クリだめ…っ
くにくにゅくにゅくにゅぐにぃ…

「っ、い゛っ......ん、ぁぁあっ!」
「かわいい声出せたな...ここ、そんなに気持ちいいのか?」
「んっん゛ぅぅ…もお、やぁ...イった、い…った、ぁ南雲さんん…っ」
「俺の手でちゃんとイけたのか...すごいな月乃…この小さいクリがそんなに気持ちいいなんて、」
「ひ、っああっだめ、もう...っんぅぅきもちいの、ぁ、あっ」
「かわいい…身体どこもかしこも柔らかいな...すぐ怪我しそうな身体だ、」
「は、ぁう…ぁ、ん…ぁ、みみ...しゃべっちゃ、やぁ...」
「美味そうな耳だな...俺じゃなかったらとっくに食われていたぞ...」

南雲さんはクリをそーっと撫でながら、すりすりと鼻先を押し当てて耳元で囁く。この世界でのヒトの立ち位置は特殊なことだけは理解している。南雲さんはとても優しく丁寧に扱ってくれるけど、過剰で...ヒトは多分とても珍しくて、この世界じゃとても弱い。
いつだって簡単に食べられてしまうのかもしれない。

ざらりとした舌が私の耳たぶを舐め、甘噛みをする。それだけでまるで食べられちゃうんじゃないかって…びくっと震える。でも、耳たぶから縁まで何度もぺろぺろ舐められ、くちゅくちゅと耳元で音が響く。

「っあ、ぁんっ!おと、んっ、ちかぃ…!」
「む…っ、あまぃな…」
「あまくな、っ…ひゃ、あ…ン…っ」
「はぁ……月乃、耳に触る意味を知ってるか」
「ん、ぁ、…いみ…?」

吐息と声と、水音。クリを苛む甘い快感を増幅させる耳元で、南雲さんは、ぢゅ…っと吸い付きながら「そうだ」と囁く。
意味?意味なんて知るわけない。

「求愛、求婚…相手を求める行為だ。だから家族も耳には触らないし、誰にも触らせない。...俺も、自分の耳以外に触ったことがない…お前のこの可愛い耳以外にな…」
「ん、ぇ…っぁ、あ…っ!」
「まったく…お前は毎日煽るようなことしてばっかりだったな...ちゅ、...ちゅ、ぅ…」
「ぁ、んそっんな、ぁ…しらな、ぁっ...やぁ、耳…んっすっちゃ、だめぇ…っ」
「弱いところばかりでかわいいな本当に...そのくせ、俺に毎日耳触ってにこにこ満足して...小悪魔のようなやつめ、」
「ん、んんっぁ、あッ!ぁ、くりつよいっぁ、あ゛っ」
「たくさん耳触らせた分、今日は俺にたくさん触らせろよ月乃…こっちの可愛いクリもな、」

初めて会った時、それから一緒に生活し始めて毎日…私は何度も耳を触らせてもらった。あの短い柔らかい毛並みがまあるく縁どられるキュートな耳に。それが求愛の意味だなんて知るわけなかった。でも思えば南雲さんはどこか撫でられ慣れていないし、何とも言えない顔をしていた。そんな南雲さんに私は欲しい大好きと言わんばかりに何度も耳を撫でて…。

「しらなぃっぁ、ああ南雲さんっん、クリぬるぬるしないで...ぁ、あっつよいぃ...ッ!」
「じゃあ、どうされたい?…もっと気持ちよくするにはどう触ったらいいんだ、月乃……っ」
「もおやだぁ…っくりやなの、南雲しゃんっん、ぁぁ…...ひ、ぁ…っ」

クリをぬるぬる虐めていた指がぴたりと止まり、硬い感触がクリにそっと当たる。
かりかりかりかり…っ

「ん゛ぅぅっ!」
「ぬるぬるするよりこっちのが反応いいな...」
「ひゃぁ、あっかりかりやだっぁ、まって、ん゛っ!」
「こりこり指にあたる弾力がやらしいな...」
「もうぅ…んっだめ、ぁ、ぁ、あっ…イっちゃう、ぅぅ…っ」

かり、と強めに引っかかれた衝撃で腰ががくんと跳ねる。強い快感に目がかちかちして、思わず南雲さんの大きな身体に背中を押し付けて腰が前後に震える。そのたびに...硬い、南雲さんのものが当たってしまう。どうしよう…気持ちいいのに、

「気持ちよさそうに腰揺らして...可愛いな」
「ぁ、ん…」
「気持ちよかったか、月乃」

南雲さんはよく私に聞いてくる。美味しかったか、よく眠れたか、疲れてないか。さっきから気持ちいいか、と。気持ちよくなかったわけがないのに。南雲さんはいつもの調子で私を伺いながらそう尋ねるものだから、私はこくりと頷く。

「気持ちよかった、...です」
「そうか、よかった...」

南雲さんは私をぐっと抱きしめると、くるりと反転させる。赤い顔のまま南雲さんと目が合ってしまい、一気に照れてしまう。南雲さんは軽く鼻を鳴らして首筋に顔を伏せて、耳元に唇を押し当てる。求婚、その言葉が一瞬で頭をよぎる。もう...あのふわふわの耳は触れないかも、そう思うとしょんぼりしてしまう。
恥ずかしいような残念なような気持ちで思わず俯いて、南雲さんの筋肉質なお腹を見つめる。なのに南雲さんは相変わらず耳にはむ、と唇を押し当てると低い声で囁く。

「そんなに気持ちいいなら、もっとイこうな、」
「っ...…ん、ぁぁ…っ」

南雲さんの指がまたクリをきゅっと摘まむとにちゅにちゅと音を立てながら溢れた愛液を指でまぶしながら。ぐちゅぅ…っと強めにクリを扱き始める。

「っぁ、もおだめっイけない…っ!」
「まだ2回しかイってないだろ...ヒトは快楽に弱い体質だと書いてあったが...」
「やぁ...ん、ぁ、ぁ…!ちが、ん…わたしは...っぁ、あんっ」
「あんまりここばかり触ると良くないのか...?膣はまだ早いと思っていたが...」
「ぁ、ううっん、...はぁ、ぁ…っ!」
「でも顔は蕩けているな...気持ちよさそうだ、...もう一回イかせるな、月乃」
「っあ、だめだめだめ…っん!」

止めたと思った指がクリをにゅるにゅるぐちゅぐちゅと前後に扱き始めて腰ががくがくと震える。気持ちよすぎて頭が真っ白になる。何度もイったのに…もう...!

「南雲さんっ、ぁ、だめ…なんか、んぁぁあ゛…!」
「うん?…ああ、かわいいぞ...大丈夫、気持ちよくなろうな」
「そおじゃな、ぃ...っあ、でちゃ…クリだめ、んっなんかぁ、...ぁぁああっ!」

にぢゅっぐちゅっぐちゅっぐちぃ……っ
ぷし...ぷしゅっ...

「う、ぅぅうう゛ん…っ!」
「…月乃?漏らしたのか?」
「ふ、ぁぁ…ん、ちが...ちがいま、す…」
「匂いはしないから尿ではないな...ヒトの匂いは相変わらず不思議だな」
「う、ぁ…かがないで、...南雲さん、ぁ、やぁ...」
「これはなんなんだ?…まさか病気じゃないだろうな、」
「ちが、ちがいます…!潮って...言います、あの...病気とかじゃなくて、」
「潮?…なんだそれは、」
「潮吹きって言って...あの、なんていうか...」
「クジラの潮吹きと違うのか」
「あの...潮は...気持ちいいから、出ちゃう…のかな...?」

言ってから、あれちょっと言葉のチョイスを間違えたような...そう思って思わず黙る。できれば南雲さんが聞いていなかったことを祈る。もちろんそんなことはなくて、

「そうか…気持ちいいと出るのか、」
「いや...間違えました!南雲さん、あの聞かなかったことに...ん、ぁっ!」
「じゃあもっと出してくれ...」

南雲さんは嬉しそうにそう囁くとさっきのようににぢゅ、と強めにクリを扱く。だめ…ぁ、だめ…それ...!

「つよい、ぁ、南雲さん...っ」
「なら、どうやって触るのが良い?教えてくれ、月乃…なあ、」

そんなの教えない。でも南雲さんが切なそうに荒い息を耳元に吹き込む。よしよし、とクリの表面を撫でるような動きで指を動かし...私はおまんこがひく、と震えてしまう。どうしよう…。そんな迷いとともに手を伸ばして、南雲さんの太い手首を取る。そして掌から指の関節当たりまでを前後させるような動きで押し当てる。手の凹凸がクリに引っかかって弾いて、それが強すぎず弱すぎずで...クリの全体を甘く蕩けさせてくれる。
それを三回くらい...クリを押し付けるように腰を浮かせば、南雲さんがぐっと腰を抱き寄せて、そのまま手で何度もクリをよしよしとしてくれる。

「ひっぁ、ぁ…それぇ…っ!」
「さっきより甘い声でかわいいな...こうやって触られるのが好きなのか、」
「ん、ぁ…だめ、ひっ…ん、ぁ、ぁぁ…っ」
「そういうのをもっと教えてくれ...月乃の好きなこと全部」
「んっ...ん、ぁ…でそう...っあ、南雲さん...ん、んっだめ、だめ…ひぁぁ、ん゛っ!」

くにくにゅこりゅっ、いろんな感触がクリを襲い...ひくひくと尿道がふるえて、快感で頭が真っ白になる。南雲さんが腰をきゅっと「引き寄せながら、赤くなった顔を覗き込んで荒い息を吐く。生暖かくて熱い息が唇を撫で、ごくりと喉が鳴る。

「いく、ぁ…でちゃう、ぅんっ…んん゛ぁっ!」
「出していいぞ...ああ、もっと出そうな、」
「ぁ、あ゛っもうむり、ひぁ゛っ!だめ、ぁ、いっかい、とめてぇ…!」
「最後にするから…な、月乃…いっぱい、出そうな...っ」
「ふ、ぁあ゛っ南雲しゃんっぁ、だめぇ、ねえ...ん、ん、んぅ〜〜〜〜っ!」

じゅぷじゅぷじゅぶっと水音が響き、クリだけじゃなくておまんこも撫でる指に背中がのけ反る。イったばっかりなのに...出したばっかりなのにぃ...っ

「かわいい…月乃…かわいいな、...」
「ひゃぁ、あ゛っみみ、やぁ...ん、ぁ、またでひゃう…うう、ううぅん゛………っ!」
「出してくれ...いっぱい気持ちよくなってほしい、」
「だめだめだめだめ…ぁ、しお、ん…ん゛ぁあああっ!」

じょぱっと溢れた潮。南雲さんがごく、と喉を鳴らした音がして、びくびくっと震える腰を南雲さんがよしよしと撫でて、優しくイったばかりのクリを撫でる。ぁ、きもちいい…。

「あの...南雲さん、きもちよかった、です…」
「…そうか、...俺も月乃を気持ちよくさせられてよかった、」

硬いセリフと真面目な顔。とても私のクリをずっと撫でてた人とは思えない。あれ、よかったわけではない...?何故か不安になってしまって、...でも、ひょこ、と嬉しそうに揺れる耳に思わず笑ってしまう。そしていつものように指をよしよしと撫でてから、少し困った顔でこちらを見る南雲さんに、あ、と我に返ったのは言うまでもない。




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