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キョーカさま
きっかけも終わりも多分同じになるだろう
鏡面スパイ、密やかに告げ
体感間隔キロメートル
しろがねにいろどるきみはうつろに
気にする事を罪に換えても、
決してぼくに向けないその貌が特に好きだよ
お互い様と吐き捨てないで
地味であって欲しいと願った
千の仮面剥ぎたい病
みぃ・たぁ・なぁ・あ・あぁ・!!・?!!?!!


青乃さま
哲学めいた君のくちびる
陽だまりに落ちる緑青の思ゐ出
まつげに降るる
まなざしは青い春
ハロー・メリーゴーランド
しあわせを額縁に、君という絵を飾るの


藤野さま
外の景色を見るふりが上手くなりました。
その瞳を私に向けてくれる日なんて来ないでしょ?
真っ直ぐからじゃ気が付かなかったこと
喉のラインに欲情
開きかけた口が何かを発する前に
今日も今日とて君を追う(あぁ、あなたが気が付きませんように)
僕らにとっての「前」がいつまでも同じでありますように
見つめあってることが幸せだとは限らない
震える睫毛にキスを落とすことをお許しください
その気だるげな横顔は私だけのもの


めばえさま
拗ねた八重歯がひかってる
ひどく嬉しいみたいです
だから僕はあのこをさっさと泣かせてしまえばよかった
硝子細工戦争
だってキミ死にたそうにしてたから


卯多さま
景色を見てる、きみを見てる
長いまつげでさえ愛しい
こっち向けってば。
少しとがった耳と、すっとした鼻が好きよ
テレパシーにも気づかない
窓の外の、なにを見てるの?
優しい横顔が好きだ。
その柔らかそうな頬も食べてしまいたい
恥ずかしがり屋なきみのサイン


久木さま
じゃあもうさいごなんだね
くちびると陽光のマリネ
わらっていたのかい
あの高い雲にも似ている
薄青いかげを透かして笑んで
或る独裁者の横顔
そのいとしい右耳を預けてよ
かさねてしまう罪悪
すべらかな頬ににじむかみさま
いつかラストに刻む色
かつてあなたが虹だった証明
きみの髪だけに跳ねるさかな
いつかさよならを告げよう
寄り添う温度に脚色
世界でいっとう残酷な場所
光芒のあと


16さま
へたくそな照れ隠し
だれを見ているの
睫毛、長いのね
何処か異国を眺めている様で
息、吹きかけてやろうか
くせっ毛が主張してた
特等席だね
目線は交錯しないけれど
こっち向け、と目力を
同じ景色を見てる


七緒さま
瞬きの季節に
うっそり食指が白頬撫ぜる
ふぞろいなおまえ/たわむ/ふやける
メタリック・トリッカー
シュガースポットをかじる
目を交わして約束を反らす
瞳よ、今だけ額縁であれ
flash/ストロボは焚かなくてもいいのに
廃虚みたいな気分
なにこれずるい
ザッツ・モーメント・ワンス・モア(さっきの、もう1回!)
口実を舌先で結ぶ
すげ替えられたサイン/くらくらするね/シグナルたらしめる
ベーキングパウダーでふくらす物憂い
さてと、もう舌を剥かなきゃ
パレードの末端で薄い猜疑心が灯るのを待っている

小鳥遊さま
伏せ目
淡いほほ
靡く
見て呉れない
半身が愛してくれなくて
よこしまなおもいなど
まつ毛を濡らしませ
それだけじゃわからないことがある
不発
仮面を剥ぎ取る
お前は偽物だろう?

景さま
流し目、好きでしょ?
その頬に口付け
交わらない視線にほっと一息
頭が舟を漕いでいますよ
横顔が語る真実
覗く耳が赤い理由
見なくたってわかるよ
いつも君の笑顔は横顔でした
こっち向いて!やっぱりダメ!
その視線の先にいたかった

六花さま
睫毛の先の世界がすきよ
後ろ髪にキス
向かい合えはしない
いつからか開いたピアス
こっち見てよ、ねぇ
君の首筋の青白さよ!
ちらり、明日と眩暈

あかねさま
いつか消え去ってしまうのか
これは私のものなのだ
キラキラと輝く
私に語りかける
できることならずっと隣に在りたい
そこに私はキスをする
チークは付けてないはずなのに

靉利さま
君の耳に触れたい
少し足りない距離が好き
知らない間にオトナになってた
黄色い花が似合うだろうなあ、なんて考えている
こっち見んな、黒板見ろよ
上の空で50分間
ペンシルにキスをする
振り向いた君、火傷の跡にはっとした
あるいは憐憫かもしれなかった
ほら、鼻先交じりあって、影だけが口付ける

夜さま
まじめだねその睫毛
隠れんぼの葬送
「みないでほしいの」
なんてスキャンダルな鼻筋
ゆっくりと動く猫背
なめらかに手繰る指
せえのでキスだよ
みみとくち/ゴッドタッチユー
やらしいことより聖書を愛そう

無依さま
彼の隣にいる資格
黄昏時に映り込んだのは
その横顔が頼もしく見えて
あなたの鼻の高さも口元の形も顎の輪郭も、全て好き
恥ずかしがり屋のあなたは何時だって横を向くの
どうして正面に回り込ませてくれないの?
彼の隣が私の定位置です
横から覗いた顔は、知らない色をしていた

さきはさま
眼窩も鼻梁もよくみえる
仰いだときの、くちびるがすき
横目でうかがういじましさ
見えない向こうを夢想する
横顔の君は、やさしいね

わかめさま
あ。ホクロみっけ
俯く睫毛の影
見つめた向こうにあるのは
前髪切ったの?って声かけたかった
すれ違い様に、ちらり
涙でぼやけて見えないよ
君が誰かと笑い合うその瞬間が好きだなんて、ちょっと残酷だよね

師走の女さま
この線をなぞれば君になる
見てるだけでいいの。
睫毛の真偽
最上と最低の境目
これは永遠の片想い
でもとなり
違う人

はつかさま
振り向かれたらおしまい
じっくり見つめて
目が逢わないドキドキ
もどかしい立ち位置
ガラスに反射した透明な
傍で並んで見たいわ
貴方の髪が邪魔なの
何見てるの?
横顔って冷たいわ(無視されてるみたいよね)


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