作戦会議中




**まずは話を聞く体勢を


ヒューバート:兄さん、少しいいですか?

アスベル:何だ?

ヒューバート:……とりあえずフルーツ牛乳を置いてください。

アスベル:……。

ヒューバート:そんな顔をしても無駄です。いいから、置いてください。

アスベル:ちっ。シェリアには有効だったのに。

ヒューバート:それにしても、(そのネタ)久しぶりですね。

アスベル:買いすぎてたヤツの賞味期限がそろそろヤバいんだ。ヒューバートも……。

ヒューバート:要りません。

アスベル:まあ遠慮せずに……。

ヒューバート:要りません。

アスベル:ヒュー……。

ヒューバート:黙れ。

アスベル:!!

ヒューバート:そろそろ話を始めてもよろしいですか?

アスベル:……オ願イシマス。





**問題提起


ヒューバート:最近、むやみやたらと敵に突っ込んでますよね。

アスベル:何でやねん。

ヒューバート:……。

アスベル:……。

ヒューバート:死にたいのでしたら、一人でどうぞ。ぼくを巻き込まないでください。

アスベル:……ごめんなさい。

ヒューバート:今度無駄に戦闘不能になったら、ぼくが(兄さんに)止めをさします。

アスベル:!?





**回復役へ


ヒューバート:いいですか、ソフィ。今後何があっても、兄さんの回復をしないでください。

ソフィ:どうして? わたし、アスベルを守っちゃいけないの?

ヒューバート:違いますよ。これも兄さんの修行なんです。

ソフィ:わかった。アスベル、がんばってね。

アスベル:……。

ヒューバート:シェリアも頼みますよ。……シェリア?

シェリア:私にアスベルを見殺しにしろっていうの? そんなこと出来るはずがないじゃない。だって私は、アスベルを愛しているから!

全員:(この人このタイミングで言ったー!!)

アスベル:……。

全員:(一体どんな反応を……)

アスベル:最後のは、リアラの台詞だよな。

シェリア:……え?

アスベル:演技の練習だとわかってても照れるもんだな。

全員:(この人期待裏切らないな……)

シェリア:……アスベルなんて大っ嫌いーぃ!!

アスベル:何で嫌いって言われたんだ?

ソフィ:大人の事情。



2010/12/19


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