2012/03/09 10:47 よく何故お前がなんて言われるがそれなりに良いと思ったから就いたのだ。何か裏があるんだろうと言われても特にない。逆に不良生徒を真っ当な道へとかお前等は腐った蜜柑だなんちゃらなんて教育熱心なわけでもなければ、女子高生に興味がいってるロリコンでもない。いや制服もそういうプレイとか考えたら結構燃えるけど。それでも敢えて言うとすれば、 「貴様が小汚い顔をしているからだ」 そうそう俺が小汚い顔を、 ・・・・・・・・・・っていやいやいやどんな理由? 【 ラジオ体操第一 】 うっそりと眼を開けた。ぼやけた視界には昨日の読みかけのジャンプが開かれたままになっている。あと横倒しになった鞄と、眼鏡。あー、だから視界がぼやけてるのかと納得する。 窓から入り込んで来ている明るさから、いつも起きている時間と大差ない早さだと知る。その原因は玄関先から聞き慣れた二通りの声だろう。物凄く煩わしい。が、せっかくの休日の朝を潰したくもない。もぞりと布団に潜り直す。眼を瞑ればほらまた眠気の妖精さんが手を振ってこっちに、 「てめぇと同じ顔だろうが。実は生き別れた兄弟か、兄弟なんですかコノヤロー」 弟よとかお兄ちゃん会いたかったとでも言って欲しいんですかお前はあー?とヤクザ宜しくつっかかる声に、やはり諦める。夢うつつの頭を無理矢理現実に戻した。 「生憎となぁ、こっちは兄弟なんてもう間に合ってんだ、ぶっ!」 「それはこっちの台詞だコノヤロー」 ゴスンと頭に一つ拳を入れてから、朝から発情してんじゃねぇよと言えば、自分と似たような顔の男がいてぇな!と睨みあげてくる。・・・・この顔を見ると、正直溜息がでるというのが本音だ。 坂田銀時。俺こと銀八先生の弟そのいち。順番的には上から二番目だがその死んだ魚の目はもう手遅れに近い。本人曰くいざという時には煌めくらしいが信憑性は低い。何故なら誰でもない自分の弟だからだ。因みにそんな俺はいざという時にも煌めかない終着駅についてしまった眼を常備している。 それにしても似すぎだと銀八はうんざりしたように言う。 「被りまくってんだよなぁ兄弟揃ってなんで同じ顔なんですか、正直見分けなんてつかねえんだよ書き手の身にもなってみろってんだ」 「知らねぇよ。俺に言うな駄目教師」 「バカヤロー、お前、そんなこと言ったらアレだぞ、お前自身だって駄目な奴だって認めてるみたいなもんなんだかんな。お前が俺と一番似てんだから」 「るせぇなてめぇが俺を産んだのかよ母ちゃんか、母ちゃんなのか」 「腹の代わりに頭痛めて来たから母ちゃんみてぇなもんだろ」 「てめぇの場合は二日酔いの頭痛だろうが自業自得だバカヤロー」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この辺まで書いてありましたよ 因みに設定は以下なカンジ。 ○小銀 →末っ子五男。人見知り。 無口でよく寝る。松陽先生が大好き。 ○白銀 →四男。暴走族の頭。通り名は白夜叉。眼が侍。 ○金時 →銀時の双子の弟三男。金髪でホスト。 カラコンを入れているが眼が死んだ魚に近い。接客中は煌めく。 ○銀時 →金時の双子の兄次男。万事屋という何でも屋をやっているが略プーに近い。眼が死んだ魚だがいざという時には煌めく。…らしい。 ○銀八 →長男。眼が完璧に死んでいる。これでも教師。 ○タマ とある企業のご令嬢。 訳あってスナックおとせで働く。 ○シロ(白王) →タマの自称剣士。銀時とべらぼうに仲が悪い。 comment (0) |